メキシコでのF1開催契約が2022年まで延長。正式名称はメキシコシティGPに
継続が危ぶまれていたメキシコでのF1開催だが、2022年までの契約延長が正式に発表された。
Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 W09
Mark Sutton / Motorsport Images
8月8日(木)、メキシコでのF1グランプリ開催契約が2022年まで延長されたことが発表された。
メキシコGPが2015年にF1カレンダーに復帰して以来、メキシコ政府の財政支援が行われてきた。しかしその支援が打ち切られたことで、2020年以降のグランプリ開催継続が危ぶまれていた。
しかし、メキシコ出身のドライバーであるセルジオ・ペレスの存在もあり、民間からの支援が集まったことで、グランプリの将来が確保されたようだ。
8日(木)、F1とレースプロモーター、メキシコシティ市の間で契約に署名が行われ、3年間の契約延長が発表された。
F1側の声明によれば、レースの公式名称はメキシコシティGPに変更されるようだ。これは”メキシコシティ市のサポートを強調する”ためだという。
メキシコシティ市長のクローディア・シェインバウム・パルドは「メキシコシティでさらに3年間F1が開催される。これは、公的資金が使われない新しい資金調達モデルで実現した」と語った。
「以前は、連邦政府がこのイベントに財政支援を行っていた。今後はメキシコシティ市が仲介し、この国際的なイベントを実施するために必要な、民間からの投資を高めるための信頼を作り上げる」
「チケットの価格は以前と同じだ」
F1会長のチェイス・キャリーは「メキシコシティとのパートナーシップを更新できたことを嬉しく思う」と話した。
「2015年にF1のカレンダーに復帰して以来、メキシコGPはメキシコ国内だけでなく、世界中のファンから驚くほど人気が高い」
「その証拠に、メキシコGPのレースプロモーターは、4年連続でFIAから表彰されている。4年間で、130万人以上の観客がグランプリに訪れている」
「グランプリの開催はこの都市にとって経済的にも重要であり、観光の中心地としての地位も強化する」
「メキシコでのF1開催を継続するために行われた、すべての努力に感謝したい」
今回の発表で、来季の開催契約が正式に結ばれていないのは、ドイツ、スペイン、イタリアの3レースとなった。しかしスペイン、イタリアは契約延長に向けて動いており、来季のF1カレンダーは22戦に増える可能性が示唆されている。
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