2022年に初開催のF1マイアミGP、元トヨタのリチャード・クリーガンを運営チームのトップに起用
アブダビGPやロシアGPでF1イベント運営において豊富な経験を持つリチャード・クリーガンが、初開催を目指すマイアミGPのCEOに就任した。
2022年に初開催されることが決定したF1マイアミGP。マイアミのレースプロモーターは、ヨーロッパの専門的なノウハウを経営陣に加えるべく、リチャード・クリーガンをCEOに迎えた。
アイルランド人のクリーガンは、航空会社のエアリンガスで技術者として働いた後、ドイツ・ケルンのトヨタ・チーム・ヨーロッパで名を上げた。メカニックからチームマネジメント側に加わり、トヨタのF1やル・マン24時間レースといった活動に携わった。
2008年には、当時F1を率いていたバーニー・エクレストンの推薦を受け、サーキットやグランプリプロモーターのコンサルタントとして、新たなキャリアを歩むことになった。最初の大きなプロジェクトはアブダビで、続いてソチで開催されたロシアGPにも参加した。
最近では、ラスベガスでのF1開催計画にも関わる一方、中東でF4チームを運営していた。
マイアミGPの主要なメンバーには、運営担当副社長や戦略担当副社長、スポーティングディレクターなどにアブダビGPやベトナムGP、オーストラリアGPなどで会場運営などに関して豊富な経験を持つ人物が名を連ねている。
マイアミGPは、NFLチームであるマイアミ・ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムの周囲に特設される全長5.41kmのコースで開催される予定となっている。
Miami circuit
Photo by: Liberty Media
「マイアミは、長年にわたってF1にとって夢のような場所であり、CEOを引き受けることができて光栄に思う」
そうクリーガンは語った。
「アメリカのマイアミ・ドルフィンズの世界的な人材を中心としたチームに参加することになった」
「2022年にフロリダにF1を迎えるにあたり、私たちが一緒に成し遂げることのできる可能性に興奮している」
マイアミGPのマネージングパートナーであるトム・ガーフィンケルは、次のように述べた。
「我々はF1チーム、ドライバー、スポンサー、そしてファンのために、マイアミで何を提供するかについて高い基準を持っている」
「第一の目標は素晴らしいレースを開催することであり、我々はそれを実現できるサーキットを持っていると信じている」
「我々は幸運にも、リチャードのような経験豊かな人物を、クラス最高のレースサーキットとファン体験を創造する実績のある選りすぐりのチームのリーダーとして迎えることができた」
初開催となるマイアミGPは、2022年シーズンの5月ごろに開催されるのではないかと見られている。
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