F1メカ解説|マイアミGPピットレーン直送便……最適な空力バランスは?
初開催マイアミGPに各チームが持ち込んだF1マシン。ピットレーンで目撃された、各マシンのディテールをチェック!
写真:: Uncredited
ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
Analysis provided by Giorgio Piola
McLaren MCL36 front brake detail
Photo by: Giorgio Piola
マクラーレンMCL36のブレーキドラムカバーの下には、金属製のブレーキディスクカバーと、カーボン製の冷却気流用の配管が収められている。
McLaren MCL36 front wing detail
Photo by: Giorgio Piola
マクラーレンはマイアミGPに2種類のフロントウイングを持ち込んでいる。この写真のものはそのうちの一方。チームはFP1とFP2でこのふたつを比較し、どちらの方が今回のサーキットに最適なのかを評価した。
Aston Martin AMR22 nose and front wing detail
Photo by: Uncredited
アストンマーチンAMR22のフラップの内部には、センサーが内包されている。四角のカバーが外されていて、その機器を見ることができる。
AlphaTauri AT03 nose and front wing detail
Photo by: Uncredited
アストンマーチンも、2種類のフロントウイングを持ち込んでいる。このふたつの最も顕著な違いは、最も上のフラップの形状の差である。
Mercedes W13 floor detail
Photo by: Giorgio Piola
メルセデスW13のフロア。ベンチュリ・トンネルが左右に盛り上がり、後方に向けて横幅が狭められているのがよく分かる。またベンチュリ・トンネルの入り口には、左右4枚ずつのスプリッターが取り付けられている。
Mercedes W13 rear detail
Photo by: Uncredited
メルセデスは新しいリヤウイングを投入。ローダウンフォース仕様になっていて、フラップとビームウイングに変更が加えられている。
Mercedes W13 rear detail
Photo by: Uncredited
メルセデスの新しいリヤウイングを前方から。翼端板には今回限りの特別カラーリングが施されている。ただ、重量増に影響を及ぼしすぎないようにすべく、注意する必要がある。
Ferrari F1-75 detail
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリF1-75のフロア側面フェンス。フロア前端に取り付けられた複数のフェンスのうちのひとつが、フロアの前端よりも上に突き出しているのが分かる。
Carlos Sainz Jr., Ferrari F1-75 detail
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリは、高速区間の多いマイアミのダウンフォースレベルに合わせた、新しいリヤウイングを投入する予定にしている。しかしこのウイングは旧型のモノである。
Ferrari F1-75 detail
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリのフロアのエッジ部分。リヤタイヤの前には切り欠きが設けられ、上面を通ってきた気流をフロア下に導いているようだ。その上には、フロアのたわみを防ぐために、金属製のステーが取り付けられている。
Ferrari F1-75 front wing detail
Photo by: Uncredited
フェラーリF1-75のフロントウイングのフラップ。角度を調整するアジャスターの機構を観察できる。また翼端板内側の前方上部の角には、センサーを内包するポッドが取り付けられている。
Alpine A522 front wing detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌA522のフロントウイング。フラップの最も翼端部分にのみ、ガーニーフラップが取り付けられている。
McLaren MCL36 technical detail
Photo by: Uncredited
マクラーレンのスプーン状リヤウイング。フラップも比較的立っている。またボディの後端は比較的高い位置に開口部が設けられている。
AlphaTauri AT01 front wing detail
Photo by: Uncredited
アルファタウリAT03のノーズ。フロントウイングの下にノーズの先端が存在する、独特のデザイン。
Alpha Tauri AT01 side detail
Photo by: Uncredited
アルファタウリのサイドポンツーンとフロア端。サイドポンツーンの前端下部はきつく抉られ、中間部分で左右に大きく広がる。しかしその後ろは、サイドポンツーン上面を降ってきた空気と合流するように、気流を回り込むように導きながらディフューザーの上へと送る、そんな処理がなされている。フロアにはエッジウイングが1枚搭載。さらに端の部分は段差が付けられたような形になっている。
Red Bull Racing RB18 brake detail
Photo by: Uncredited
レッドブルは、リヤブレーキのドラムカバーを複数種類用意しているようだ。今回使っているのは、表面に開口部のないモデルである。
Red Bull Racing RB18 brake detail
Photo by: Uncredited
一方レッドブルRB18のフロントブレーキドラムは、発生する熱を放出するための開口部が確保されたデザインになっている。
Mercedes W13 side detail
Photo by: Uncredited
メルセデスW13のリヤエンド。新しいローダウンフォース仕様のリヤウイング、そしてブレーキアッセンブリーとリヤサスペンションを確認できる。
Mercedes W13 brake detail
Photo by: Uncredited
メルセデスW13のフロントサスペンション。ロアウイッシュボーンが、アップライトの中心部と非常に高い位置に接続されているのがよく分かる。
Mercedes W13 technical details
Photo by: Uncredited
メルセデスW13のフロントブレーキダクトの開口部。さらにそこに接続されているフロントサスペンションの各アームを観察することができる。
Red Bull Racing RB18 side detail
Photo by: Uncredited
メカニックが、カウルを取り外して作業を行なうレッドブルRB18。パワーユニットの上に乗せられた冷却用クーラーの形状がよく分かる1枚。
Ferrari F1-75 front wing detail
Photo by: Uncredited
普段はバニティパネルの内部に隠されている、フロントサスペンションプッシュロッドの車体側エレメント。
Ferrari F1-75 brake detail
Photo by: Uncredited
フェラーリF1-75のフロントサスペンションレイアウト。プッシュロッドの、アップライト側の取り付け位置が非常に高いのがよく分かる。また、内側に取り付けられた細かなダクトウイングにも注目である。
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