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「もっとF1を楽しく!」ミシュランの理想は1社で”タイヤ戦争”再現?

ミシュランはF1が望むならば、タイヤ戦争時代の面白さを単独サプライヤーとしてF1に提供できると考えている。

Fernando Alonso, Renault R26, leads Michael Schumacher, Ferrari 248 F1

Fernando Alonso, Renault R26, leads Michael Schumacher, Ferrari 248 F1

Charles Coates / Motorsport Images

 2006年以来のF1復帰が遠のいたミシュランだが、自分たちならばタイヤ戦争時代の面白さを単独サプライヤーとしてF1にもたらすことができると、将来的なF1復帰については否定していない。

 先日ミシュランは、2020年からの4年間にわたりF1にタイヤを供給するサプライヤーを決める入札に参加しないことを発表した。

 2021年にホイールリム径18インチのタイヤが導入される前に、1シーズンだけ13インチのタイヤを作らなければならないこと、性能劣化が激しいタイヤが要求されていることの2点がミシュランの方針に合っていないことがその理由として挙げられている。

 ミシュランの意思決定について、同社のモータースポーツ部門ディレクターのパスカル・クワノンは、ミシュランが本当に興味を持っているのは”今とは違う何か”をF1にもたらすことだと明かした。

 MotoGPにタイヤを供給しているミシュランは、ライダーによって様々なタイヤ選択があることから結果の予測が困難になることで、レースが面白くなっていると考えており、もしF1側が望むなら、F1でもその成功を再現することができると主張している。

「今のF1は素晴らしいものか? それが私の疑問だ」とクワノンはmotorsport.comの独占インタビューで語った。

「F1と(タイヤの)マニュファクチャラーはリスクを負わなければならないだろう。だが今と比べれば良くなるはずだ」

「MotoGPを見てくれ。我々はフロントとリヤにそれぞれ3種類のタイヤを持ち込んでいる。そしてライダーはそれを自由に選ぶことができる。そして表彰台に上がったライダーがそれぞれ異なったタイヤの組み合わせであることも多い」

「我々がジャーナリストから受け取った最高の褒め言葉は『ミシュランが1つのブランドでタイヤ戦争を再現した』というものであり、我々がF1でやりたいこともそれなのだ」

「耐久レースのことも忘れてはいけない。GTマシンに関して、我々はそれぞれのマシンに別々のスペックのタイヤを提供している。フェラーリやポルシェ、アストンマーチン、コルベットなど、それぞれのマシンには違いがあるからだ」

「そしてそれについて文句を言う者はいない。それは我々が可能な限りベストなパッケージを提供しようと努力していて、みんなが戦うことができるからだ。それが、F1にもたらしたいと思っている理念だ」

 2020年に13インチのタイヤを作らなければならないことや、デグラデーションの激しいタイヤをFIAが求めてきたことで、ミシュランにとって入札不参加以外の選択肢はなかったとクワノンは説明した。

「入札について重要な要素を知らされた時、すぐにそれがとても大きな障害になるだろうと考えた」

「言うまでもなく、そのひとつが13インチホイール用のタイヤ開発を始めなければならないということであり、全く筋が通らない。多くのコストがかかるし、それに対するミシュランの立場は明確だ」

「予算は限られているし、我々はモータースポーツだけでなく、次世代の自動車にも役に立つものにお金を使わなければならない。そのため、それが非常に大きな障害となっていた」

「しかし我々は2010年にミシュランがF1に提案し、フォーミュラEで実行していること(18インチタイヤの導入)をF1が受け入れたことに非常に勇気付けられた」

「2つ目の問題は、我々がタイヤの劣化に関して持っている哲学だ。我々は将来のドライバーの役に立たない、デグラデーションの激しいタイヤに技術的なリソースやお金を費やしたくない」

「ミシュランはショーをサポートするために技術を使いたいと思っている。フォーミュラEや耐久レースを考えれば、とても素晴らしいタイヤでバトルし、良いショーを見せることは可能なのだ」

「そして最も重要なのは、ドライバーが才能を発揮して戦うのを助けるようなパッケージを開発することだ。性能が劣化するタイヤを使って人工的な戦略を作り出すことが、タイヤの進む道だとは思っていない」

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