『F2004』を走らせるミック・シューマッハー「父の活躍を思い出してもらいたい」
ミック・シューマッハーは、ドイツGPを訪れる観衆の前で、父のドライブしたフェラーリF2004をドライブすることは“とても素晴らしい”と語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
偉大なF1ドライバー、ミハエルを父に持つミック・シューマッハーは、ドイツGPが行われるホッケンハイムリンクで、フェラーリF2004のデモランを行う。
シューマッハーは現在FIA F2に参戦中だが、今回のドイツGPではF2、F3の併催がない。そのため、ドイツのファンにとって、このデモランがシューマッハーを見られる唯一のチャンスとなる。
「それは特別なものになるだろう」とシューマッハーは語った。
「ホッケンハイムには良い思い出がたくさんある。昨年ヨーロッパF3で勝ったのも良い思い出だけど、グランプリウィークエンドにこのマシン(F2004)を走らせるのはとても素晴らしいことだ。もう既に興奮しているよ。みんなが僕と同じくらい楽しんでくれることを願っている」
フェラーリF2004は、全18戦で行われた2004年シーズンに登場したマシンで、シューマッハーの父であるミハエルが13勝、ルーベンス・バリチェロが2勝を挙げ、圧倒的な強さでダブルタイトルを獲得した。
「F2004は、ドイツにおけるF1の輝かしい歴史の象徴だ。多くの観客がその時代のことを思い出すだろう。僕はそれらの素晴らしい思い出を蘇らせるために最善を尽くすよ!」
そう語ったシューマッハーは以前、スパ・フランコルシャンでベネトンB194をドライブした経験があるが、F2004のステアリングを握るのは初めてだという。
「準備のためのラップを何周かできればうれしかったんだけど、残念ながら(デモランまで)待機しなければいけないみたいだ」
「土曜日の朝にはシート合わせをする予定になっているけど、全てうまくいくと思っている」
「このマシンのオーナー、この機会を与えてくれたフェラーリに感謝したい」
「F2004は支配的な活躍をしたマシンなので、ドライブして挙動を掴むという体験はスリリングなものになるだろう。そしてエンジンパワーを感じられるのもエキサイティングだ。その時代のマシンをどのように走らせていたのかを知ることができるのは、とても貴重な体験だ」
父が2004年シーズンを戦っていた時、シューマッハーはまだ5歳。当時の鮮明な思い出はほとんどないと語った。
「正直に言って、(記憶が)ないんだ。もちろん父がF2004で成し遂げたこと、ドイツGPで優勝したことは知っているけど、当時の僕はまだ小さすぎた」
「(今になって)ハイライトなどを見たけど、本当に思い出がないことは事実だ。むしろ自分の家の庭でやったレースの方が思い出せるね!」
【フォトギャラリー】ミハエル・シューマッハーとF2004
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