ルノー、サインツJr.の”大惨事”レースを招いたタイヤ戦略を擁護

シェア
コメント
ルノー、サインツJr.の”大惨事”レースを招いたタイヤ戦略を擁護
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/05/29 9:03

ルノーは、決勝レースでサインツJr.のタイヤをウルトラソフトに交換するという戦略は正しかったと主張している。

Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18, leads Nico Hulkenberg, Renault Sport F1 Team R.S. 18 and Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14 and Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18 battle
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18, leads Brendon Hartley, Toro Rosso STR13
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18 leads Nico Hulkenberg, Renault Sport F1 Team R.S. 18
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18

 ルノーのカルロス・サインツJr.は、モナコGP決勝レースのピットストップでスーパーソフトタイヤに履きかえた後、デグラデーションに苦しんだ。しかしチームは、この戦略は正しかったと支持している。

 8番手からレースをスタートしたサインツJr.は、ピットストップでウルトラソフトタイヤに履きかえるというチームの戦略に疑問を呈していた。サインツJr.は10位でレースを終えた一方、11番手からスタートしたチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、チームの指示により、レースペースに苦しむサインツJr.の前に出たことで8位でフィニッシュした。

 サインツJr.は、ピットストップを行った時点での残り周回数が62周であったことを考えても、ウルトラソフトではなくスーパーソフトタイヤを履くべきだったと確信しており、タイヤパフォーマンスの予測に関してチームは楽観的すぎたのだと考えている。

 しかしルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、あの当時の戦略を主張している。

「ウルトラソフトではなくスーパーソフトに履きかえていたら、終盤に向けてもっと悪くなっていったと考えている」とアビテブールは語った。

「あの時そうしていたら、なぜそうしたのかという理由が明確ではなかっただろう。だが終盤に向かうにつれて、正しいことをしたというのは明らかになった」

「彼にとっては非常に厳しいレースだった。それに彼はニコを前に出した。ニコはそれによって自分のレースをすることができた」

「我々としても、タイヤの状況を読み取るのがとても難しかった。ニコは非常に辛いレースになるだろうと考えていたのだが、突然タイヤがもう一度機能するようになった」

「あの状況で何が起こるのかを十分に理解するのはかなり難しい。だが彼(サインツJr.)もレース結果を見れば理解してくれると思う」

「我々はもう一度話し合いをするつもりだ。チームは彼が何をやったのかを理解し、今後に向けてそれを頭に入れておく必要がある」

「このような状況から、学び、理解することはたくさんある」

 レース中にはチームとサインツJr.との間でコミュニケーションの問題が起きたが、それについてアビテブールはこう話した。

「彼のマイクが完全にダメになっていた。これ以前にも今週はこういうことが起きていたから、何か策を施さなければならない」

 サインツJr.とヒュルケンベルグは、決勝レースで戦略を分けた。サインツJr.は予選Q2をハイパーソフトタイヤで突破し、そのタイヤでレースをスタート。16週目にタイヤを交換した。一方ヒュルケンベルグは予選11番手からウルトラソフトでレースをスタートし、彼がピットインを行ったのは50周目だった。

「マシンやタイヤに関しては、10番手や8番手からスタートするよりも、11番手からの方が良かった」とアビテブールは話した。

「(ピエール)ガスリーや(エステバン)オコンといった数名のドライバーは、ハイパーソフトでスタートするという戦略を何とかこなしていた。それも(サインツJr.の戦略を考える上での)ひとつの要因だ」

「カルロスに関しては、あの戦略以外に他の代替策はなかった」

次の記事
6位入賞のオコン、終盤はブレーキ・バイ・ワイヤの問題を抱えていた

前の記事

6位入賞のオコン、終盤はブレーキ・バイ・ワイヤの問題を抱えていた

次の記事

フェラーリ、レスタの後任に3名のスタッフを起用。責任分担が狙い

フェラーリ、レスタの後任に3名のスタッフを起用。責任分担が狙い
Load comments

この記事について

シリーズ F1
イベント モナコGP
ロケーション モンテカルロ
ドライバー カルロス サインツ Jr. 発売中
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Adam Cooper