“危険走行”のベッテル、ペナルティポイント3点加算。日本GPまで出場停止の危機に
セバスチャン・ベッテルは、F1イタリアGPでの“危険な”インシデントによってペナルティポイントが3ポイント加算された。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
地元フェラーリのシャルル・ルクレールが優勝し、サーキットに詰めかけたティフォシたちが歓喜に沸いたF1イタリアGP。その一方で、チームメイトのセバスチャン・ベッテルにとっては散々なレースとなった。
ベッテルはレース序盤、4番手を走行中にアスカリシケインで単独スピンし、半ば強引に本コースへと合流を試みた。その結果、後続のランス・ストロール(レーシングポイント)と接触し、スピンさせてしまった。
スチュワードはこれを“危険なインシデント”であるとみなし、ベッテルに対して10秒のストップ&ゴーペナルティを言い渡した。これは失格以外では最も重い裁定のひとつであると言える。
さらにベッテルにはペナルティポイントが3点追加された。ペナルティポイントは直近12カ月で12ポイントに達すると1戦の出場停止となるが、ベッテルはこれで累積9ポイントとなってしまった。
ベッテルのペナルティポイントの内訳は、昨年からの繰越しが2点(アメリカGP)、カナダGPでのルイス・ハミルトン(メルセデス)とのインシデントで2点、イギリスGPでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対する追突で2点、そして今回のモンツァで3点となっている。昨年の繰越ポイントが失効されるのは第17戦日本GP後であり、ベッテルはここからの3レースで出場停止のリスクに直面することとなる。
「リヤ(のコントロール)を失って、(路面を)捕らえることができなかった」とベッテルは説明した。
「それくらいシンプルなことだ。もちろん満足はしていないし、あれでレースが終わってしまった」
「(スピンの後)僕は何度かマシンを正しい方向に進めるのに苦労していたので、彼(ストロール)が見えなかった」
また、ベッテルにスピンさせられてしまったストロールも、体勢を立て直す際にピエール・ガスリー(トロロッソ)をコース外に追いやる形となってしまい、ドライブスルーペナルティとペナルティポイント2点を科された。
スチュワードはストロールが「ベッテルとの接触によってトラック外に追いやられた」と記録したが、それでもストロールには安全にコースに復帰する責任があるとして、今回の裁定に至った。
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