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2021年のF1、開催スケジュール変更のアリ? ムジェロで2年連続開催の可能性も

日本GPの開催断念、そしてイギリス政府がトルコを渡航レッドリストから外さなかったことを受け、グランプリの代替開催候補地として、ムジェロの名前が挙がっていることが明らかになった。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11, Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11, Charles Leclerc, Ferrari SF1000, Lance Stroll, Racing Point RP20, and the rest of the field at the restart

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 2021年のF1後半戦は、開催スケジュールが大きく変更されるかもしれない。そんな中、開催が難しいグランプリの代替候補地として、イタリアのムジェロの名が挙がっている。

 つい先日には、F1日本GPが2年連続で開催断念を決定。日本GPはロシア、トルコと共に3連戦が組まれていたが、この日本GPの開催断念により、トルコGPの開催についても危ぶまれている。

 トルコは現在、F1チームの多くが拠点を置くイギリスの政府によって、渡航レッドリストに入れられている。これにより、過去10日間にトルコに滞在した経歴のある人物がイギリスに入国する際には、ホテルで10日間の隔離期間を過ごさねばならないのだ。F1チームにとってもこれは例外ではなく、つまりトルコの後イギリスに戻っても、しばらくは全く活動できないということを意味する。

 当初はトルコGPの後に日本GPが設定されていたため、トルコ出国〜イギリス入国までの10日間を過ごすことができるはずだった。しかし日本GPの開催断念が決まったことで、このプラン実現が潰えることになった。

 またイギリス政府が、トルコをレッドリストから除外することも期待されていた。しかし8月26日(木)に更新された情報でも、トルコがレッドリストから除外されることはなかった。次のリストの更新は9月16日の予定だが、それまで開催可否の判断を先送りするのは、非常に難しいと言わざるを得ない。

 このトルコの代替開催地として名前が挙がっているのがムジェロだ。ロシアでフライアウェイ戦が始まった後、ヨーロッパに戻ることはないと言われていた今季のF1だが、ムジェロに戻ることが検討されているという。

 昨年9月、ムジェロでは初めてF1のレースを開催。ファンやチーム、ドライバーには好評だった。しかし今季開催するためには、全ての関係者にとって商業的な意味がなければならないだろう。

 なおメキシコとブラジルも、イギリスの渡航レッドリストに含まれたままだ。またアメリカGPの開催地であるオースティンも、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、深刻な問題となっている。つまり、南北アメリカ大陸での3レースも、開催が難しい可能性がある。

 開催カレンダーは流動的なままであるが、motorsport.comの取材によれば、トルコGPの開催日程を当初日本GPが予定されていた10月10日に後ろ倒しし、イギリス政府による9月16日の判断を待つことが考えられているようだ。

 こうなればロシアGPは連戦ではなくなり、問題なくイギリスから渡航できる。またトルコもこの時点でイギリスのレッドリストから外れていれば、問題なく開催することが可能だ。

 一方レッドリストから外されなかった場合でも、イギリスを拠点とする関係者はトルコGPの後直接アメリカに移動し、隔離期間を回避することもできる。その後メキシコとブラジルは1週間後ろ倒しにすれば、トルコとアメリカを転戦した関係者は、一旦イギリスに帰国できる猶予が生まれる。

 ただそれでもメキシコとブラジルはイギリスのレッドリストに入ったままであるため、カタールGPをブラジルGP後に開催し、3連戦とすることで隔離期間を免れることを検討していると噂されているのだ。なおカタールGPが開催できない場合には、シーズン開幕戦として開催したバーレーンでの2レース目がカレンダー入りする可能性もある。

 なおトルコでの開催が不可能であると決まった場合には、10月10日決勝のムジェロ戦が組み込まれる……ということになるはずだ。

 これらの選択肢は全て暫定的なモノであり、レース主催者やその他の利害関係者との話し合いがまだ行なわれているようだ。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、ベルギーGPの土曜日に開催されるチーム側との定期的なミーティングで、チーム代表らとこの計画について話し合うモノと見られる。

 シーズン後半に向けて、チームはロジスティクス面の問題に直面している。全チームはすでに、船便でガレージ用の機材などを発送済みであり、日本向けのコンテナは数週間前から保留になっているという。またシンガポールに残されたままになっている荷物があるチームも存在するようだ。

 ピレリも鈴鹿に向けてタイヤを発送済みだが、他のグランプリに転用すべく知らせを待っているようだ。

2021年F1開催カレンダー

日程

現行カレンダー

検討されている変更案
9月26日 ロシア ロシア
10月3日 トルコ   
10月10日   トルコ/ムジェロ
10月17日    
10月24日 アメリカ アメリカ
10月31日 メキシコ  

11月7日

ブラジル メキシコ
11月14日   ブラジル
11月21日   カタール/バーレーン2
11月28日    
12月5日 サウジアラビア サウジアラビア
12月12日 アブダビ アブダビ
 

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