F1トスカーナGPは今季初の有観客レースに。ムジェロが9月から観客の入場を許可
ムジェロで行なわれるF1トスカーナGPは、2020年シーズンで初めて観客の入場が認められるレースになりそうだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
9月にF1第9戦トスカーナGPを開催するムジェロ・サーキットは、同月のイベントにおける観客の許可レベルを発表。これにより、今季初めての有観客F1レースが実現する見込みだ。
2020年シーズンのF1は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で開幕が7月に遅れただけでなく、開幕から無観客でのレースが続いている。F1は秋以降にファンを入れてレースを行なうことを望んでいたが、今週末のベルギーGPと、9月6日決勝のイタリアGPはいずれも無観客レースとなる。
そんな中ムジェロは、F1トスカーナGPを開催する9月から、大幅に人数を制限しながらも、観客の入場を許可することを正式に認めた。
トスカーナGPでは、1日あたり2880枚のチケットが販売される予定で、これらの観客は3つのグランドスタンドに分散されることになる。
初めてF1レースを開催することになるムジェロ・サーキットは、次のように発表した。
「3日間のグランプリにおいて、毎日2880人の観客がイベントに参加することができる。中央のグランドスタンドで1000人、グランドスタンド“Materassi”に1000人だ」
「またスクーデリア・フェラーリ・クラブのメンバーに向けては、グランドスタンド“58”のチケット880枚が販売される」
「ムジェロ・サーキットから提示され、トスカーナ地方に承認された詳細な運営計画には、この状況下で想定されるあらゆる新型コロナウイルス対策が含まれており、全ての参加者に最大限の安全が確保される」
「チケットは9月1日、火曜日から販売開始となる」
このトスカーナGPは、フェラーリF1チームにとっての1000回目のグランプリであり、彼らはこのイベントのタイトルスポンサーとなっている。正式名称も『フォーミュラ1 ピレリ トスカーナGP フェラーリ1000 2020』となっている。
F1は続く第10戦ロシアGPでもファンの入場を許可する計画を立てており、プロモーターたちは、通常のキャパシティの半分である3万人の観客がゲートを通過できることを望んでいる。
また、10月にアルガルヴェ・サーキットで行なわれる第12戦ポルトガルGPでは、5〜6万人のファンを入場させることを目標としている。なお、最終戦のアブダビGPは無観客レースの予定だが、その直前に行なわれるバーレーンでの2レースは観客を入れることが検討されている。
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