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初のFP1走行を終えた山本尚貴「憧れだったF1を身近に感じられた」

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初のFP1走行を終えた山本尚貴「憧れだったF1を身近に感じられた」
執筆:
2019/10/11 10:45

2019F1日本GPのフリー走行1回目にトロロッソ・ホンダから出走した山本尚貴が、初のF1公式セッション出走後の感想を語った。

 鈴鹿サーキットで開幕した2019F1第17戦日本GP。そのフリー走行1回目にトロロッソ・ホンダから出走した山本尚貴は、今まで憧れの存在だったF1の舞台を身近に感じることができたセッションだったと語った。

 今回、ピエール・ガスリーのマシンでフリー走行のみではあるものの念願のF1の舞台に登場した山本。セッション開始からおよそ1分が経過しようというところでコースインを果たすと、まずはF1マシンの感触を確かめるようにゆっくりと1周走行。スタンドからも山本に対して手を振って声援を贈るファンの姿も多く見られた。

 その後、山本はチームとともに用意していた走行プログラムをひとつずつ消化。最終的に全ドライバーの中で最多となる30周を走破し、ベストタイムは1分32秒018で17番手となった。使用していたタイヤが違ったとはいえ、16番手だったダニール・クビアトとは0.1秒差のタイムでセッションをおえ、チームメイトと比べても遜色ない走りを見せた。

 セッションを終えて、報道陣の前に姿を現した山本は、パワフルな現行F1マシンの初走行で少々疲れているようにも見えたが、重責を果たしたという安堵の表情をみせていたのが印象的だった。

「(現行の)F1というものを今までシミュレーターでしか経験していない中で、出来る限りの準備はしてきました。ですが、自分の力と自分の準備が本当に十分なのか……正直不安もいっぱいありました。でも、トロロッソのみなさんをはじめ、ホンダのPUサイドを担当するHRD Sakuraのメンバーも本当に僕のことを一生懸命助けてくれました」

「ポジションは残念ながら下位に沈んでしまい、ダニール(クビアト)と比べて負けてはしまいましたが……良いパフォーマンスをほんの少しだけ示せたのかなと思います。今までの下準備と、みなさんが助けてくれたおかげかなと思います。F1カーをドライブする最初の一歩を楽しむことができて、みなさんに感謝しています」

 そうセッションを振り返った山本。チームメイトであるクビアトと同じようなペースで走行できたことが、自身の中でも大きな成果だったと捉えているようだ。

「チームメイトと比べて5秒も10秒も遅いとデータを活かすことができませんが、今回はチームメイトに負けてしまったものの、その差は0.1秒。ほぼ同じくらいのタイムで走れたという部分では、僕のデータを有効に使ってもらえるのかなと思います。ひとまず、自分の仕事は……合格点をあげても良いのかな? と思います」

 走行中は、これまで彼が経験してきたスーパーフォーミュラやスーパーGTとは比べ物にならないほど大きなF1のパワーに圧倒されたという山本。その中でも、チームと的確にやり取りをし、複雑なF1マシンの操作をひと通り経験できたことで、より深くF1を知りたいと、今後に向けた意欲を示した。

「今まで憧れの舞台でしたけど、ものすごく身近に感じることができました。もっともっとF1を知りたいなと思いました」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第17戦日本GP
ドライバー 山本 尚貴
執筆者 吉田知弘