もう鈍亀なんて呼ばせない。アストンマーティン、F1セーフティカーを刷新へ。665馬力へ大幅パワーアップ!
アストンマーティンは、2024年シーズンのF1に、大幅に馬力が引き上げられたセーフティカーを導入する。
アストンマーティンは、2024年シーズンのF1に新型セーフティカーを導入するようだ。
2021年シーズン以降、F1では長年のサプライヤーであるメルセデスAMGのGTブラックシリーズに加え、アストンマーティンのヴァンテージF1エディションがセーフティカーを務めてきた。
ただ最高出力730PS(537kW)のAMG GTブラックシリーズに対して、従来モデルのヴァンテージは202PS(149kW)近くパワーが劣り、ダウンフォース量も小さい上に、車重は45kgも重かった。
ラップタイムで2台を比較すると5秒近い差があったとされており、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがヴァンテージを“亀”と評したのは有名な話。2022年のオーストラリアGPでフェルスタッペンは次のように語っていた。
「セーフティカーは本当にゆっくり走っていて、まるで亀みたいだった。信じられないよ」
「バックストレートを140(km/h)で走るなんて……ダメージを受けたマシンがいた訳でもないのに、なんであんなにゆっくり走る必要があったのか理解できない。調査の必要がある」
「もちろん、メルセデスのセーフティカーの方が速いのは、空力が優れているおかげだ。だからあのアストンマーティンが本当に遅いんだ。僕らのタイヤはめちゃくちゃ冷えてしまっていたから、もっとグリップが必要なのは間違いない」
「今のところ、セーフティカーの後ろを走るのはかなり酷いよ」
先日発表されたアストンマーティンの新型ヴァンテージ
Photo by: Aston Martin
そんな批判を受けたアストンマーティンだが、ロードカーの新型ヴァンテージ登場に併せて、2024年から新たなF1セーフティカーを投入する予定だ。
新型ヴァンテージのF1セーフティカーでは、ボディーワークやグリルの変更に加え、AMGが供給する4.0リッターV8ツインターボエンジンのターボチャージャーを大型化、冷却性能の向上、新カムシャフトの採用などにより、出力は152PS(112kW)アップの665PS(489kW)となった。
新型ヴァンテージは、バーレーンでのF1プレシーズンテスト初日を前に、リヤウイングを装着し、ダークグリーンとブラックのカモフラージュカラーをまとってテストしているところが目撃された。
motorsport.comの調べでは、新型ヴァンテージのF1セーフティカーは、2024年シーズン第2戦サウジアラビアGPに投入される予定だという。
アストンマーティンのF1マシンと同様、セーフティカーにはサウジアラビアの国営石油企業であるアラムコのブランディングが施される。
アストンマーティンはセーフティカーに併せてメディカルカーもF1に提供中。2023年には同社の標準的なSUVであるDBXから、その最高出力にちなんだ名前を持つ707モデルにアップデートされた。
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