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新規参入チームが苦労する”だけ”のF1ではいけない「F1をより良いビジネスに」

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新規参入チームが苦労する”だけ”のF1ではいけない「F1をより良いビジネスに」
執筆:
2019/12/15 10:04

F1のCEOであるチェイス・キャリーは、F1への参戦をスタートした新規チームが”二流市民”のような扱いを強要されることは避けるべきだと考えている。

 現在のF1賞金分配システムでは、過去3シーズン中2シーズンでコンストラクターズランキング10位以内に入賞した全てのチームに対し、賞金のうちの一部が均等に分配されることになっている。つまり現時点で最も新しいチームであるハースは、2016年シーズンから参戦を開始し、直後にポイントを獲得したにも関わらず、この分配金を受け取るためには昨シーズンまで待たねばならなかった。

 2021年にレギュレーションの大変革を迎えるF1。これに伴い、公平な分配金システムは維持されるものの、新チームが分配金を3年間受け取れないというルールは撤廃されることになるようだ。

「F1に参加したら、そのスポーツの一部であるべきだ。二流市民であるべきではないんだ」

 F1のCEOであるチェイス・キャリーはそう語った。

「二流市民のような形で参戦させることは、大きな”妨げ”になっていると思う」

「参入しようと決意した場合には、それが良いビジネスにならなければいけない。素晴らしいスポーツだというだけではない。もしF1に参入した時に一流の市民として扱われなかったとしたら、それは(新規参入に対する)抑止力となる」

 2021年からのレギュレーション変更後のF1には、複数の団体が新規参入に興味を持っていると言われている。しかしFIAもF1も、その受け入れには消極的な姿勢である。

 しかしキャリーCEOは、F1に於ける重要な優先事項のひとつは、チームを所有することが”より良いビジネス”に繋がるようにすることであり、これを実現することが、しっかりとした新規参入チームの候補が出現することに役立つはずだと語った。

「(新規参入について)予備的な話をしたほとんどの人たちは、より健康的なビジネスモデルの枠組みを提供する、そんなルールを求めている」

 そうキャリーCEOは語った。

「公平または公平なレベルと考えられる賞金分配システムが求められる。そしていくつかの部分では、その規律や資金について、どれだけうまく使うかということが重要なんだ。いくら使うかということではない」

「他のスポーツのように、チームを所有することで価値を高められるようにしたいと我々は考えている。チームを所有することで、情熱を追求するだけではなく、優れたビジネスの提案にもなるんだ」

 キャリーCEOは、F1での優先順位は「量よりも質」であり、新規参入チームが隊列の後方で苦労するだけに終わることを望んでいない。そしてFIAは、さらに2チーム増やすことを望んでいる。

「既存のチームに同情するよ。もし12チームが存在した場合にはもちろん、1チームあたりの価値がいくらか落ちてしまうことになるのだから」

 FIAのジャン・トッド会長はそう語った。

「興味深い提案はいくつかあった。ただ、堅実なチームだということについては、確信できるモノはなかった」

「もしそれが本当に参戦の意志があって、適切なチームであると確信できたら、F1に12チームがいるということを、非常に嬉しく思うだろう。しかし、10チームで十分機能する。競争力のある10の優れたチームがあれば、F1は非常にうまく機能するんだ」

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell