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ハースF1、アメリカ企業のタイトルスポンサー獲得もドライバー選択に影響ナシ「アメリカ人を乗せるという圧力はない」

ハースF1は新たなタイトルスポンサーとしてマネーグラムを迎え入れたが、2023年にどのドライバーが残る一席を掴むかには影響がないようだ。

Haas VF-22, in garage, moneygram detail

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 アメリカに籍を置くハースF1チームは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれる母国アメリカGPを前に、アメリカ・テキサスに本拠地を置く国際的送金ネットワーク『マネーグラム』と新たなタイトルスポンサー契約を結んだことを発表。パートナーシップは2023年から開始され、契約は複数年に渡るモノだと明かされている。

 アメリカ市場での”F1旋風”もあり、直近ではレッドブル・グループがインディカードライバーのコルトン・ハータの獲得を画策するなど、アメリカ人F1ドライバー誕生がさらなるF1人気拡大の追い風となると多くのチーム代表が認識している。

 ハースF1は来季シートの一席が確定していないチームのひとつ。候補としては、ニコ・ヒュルケンベルグやアントニオ・ジョビナッツィの名前がリストアップされており、ミック・シューマッハー残留の可能性をチーム代表のギュンター・シュタイナーは排除していないものの、離脱が濃厚と見られている。

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 ケビン・マグヌッセンとコンビを組むのは誰になるのか、様々な推測が飛び交う中でハースF1はアメリカ企業とのタイトルスポンサー契約締結に至ったものの、今回の契約がドライバー選択に影響を与えることはないようだ。実際、マネーグラムのトップはドライバーの選定をチームに一任すると認めている。

「我々の立場から言うと、ギュンターを全面的に信頼している」

 マネーグラムのマーケティング部長であるグレッグ・ホールはそう語る。

「それは我々が決めることではない。そして彼らがどのような決断を下そうとも、我々はそれを楽しみにしている」

 シューマッハー残留の可能性について訊かれたアレックス・ホームズ会長兼CEOも、ドライバー選択にマネーグラムが影響を与えることはないと示唆している。

「我々は役に立ちたいし、チームに加わりたい。正しいブランド・アピアランスと、正しいパートナーシップをグローバルに展開していきたいのだ」

 そう彼は語る。

「もちろん、ドライバーはその中で大きな役割を担っている。今朝、ミックと少し話ができて良かった。彼は素晴らしい若手ドライバーだね」

「その点(ドライバー選択)では、ギュンターの指示に従うことになるだろう。チームで走るドライバーなら誰にでも、我々は世界一のサポートを与えるつもりだ」

Haas presented MoneyGram as its new title sponsor from 2023 onwards.

Haas presented MoneyGram as its new title sponsor from 2023 onwards.

Photo by: Andy Hone / Motorsport Images

 またシュタイナーも、新スポンサーからアメリカ人ドライバーを獲得するようにというプレッシャーはないと主張している。

「常に言っている通り、我々としてはアメリカ人ドライバーを獲得したいし、その時期も来るだろう」と彼は語る。

「ただ、そのためには適切な人材が必要なのだ。ドライバーはこの契約には関係ない。もちろん、そのドライバーはマネーグラム・ハースのマシンに乗るのだから、この契約の一部であることは間違いないがね」

「しかしそれは、アメリカ人を乗せるようにというプレッシャーを受けているということではない。そしてアレックスとグレッグに『ミックを来季マシンに乗せることについてどれくらいの発言力があるのか』という質問が飛んだように、すでにロビー活動は行なわれているのだ!」

「私としては、チームを前進させるベストなドライバーをマシンに乗せたいと考えている」

 
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