レッドブル・ホンダのニューウェイ、かつて無いほどのメルセデスによる“政治活動”に「まるで戦争のよう……しかしそれもF1」

レッドブルのテクニカルチーフを務めるエイドリアン・ニューウェイは、今年ほどチームが“政治的な”攻撃を受けたことはないと語った。

レッドブル・ホンダのニューウェイ、かつて無いほどのメルセデスによる“政治活動”に「まるで戦争のよう……しかしそれもF1」

 レッドブル・ホンダのシャシー部門を一任するチーフ・テクニカル・オフィサーのエイドリアン・ニューウェイは、タイトル争いが激しさを増す今年ほどライバルから“政治的な”攻撃を受けたことはないと語った。

 ここ数年のシーズンとは異なり、2021年のF1ではメルセデスとレッドブル・ホンダが熾烈なタイトル争いを繰り広げている。F1第11戦ハンガリーGPでシーズン前半戦が終わっても、2チームのポイント差は12点と接近戦は続いている。

 しかし今シーズンこの2チームは、コース上のみならずコース外での争いも展開している。これまでフレキシブルウイングやタイヤ内圧、ピットストップのタイム制限といった点が槍玉に挙げられ、F1を統括するFIAは技術指令の対応に追われている。

 上記の例は全て、レッドブル・ホンダを標的としたものだと言われているが、今の所マシンパフォーマンスに目立った変化は出ていない。

Read Also:

 しかし、2006年からチームに在籍し2010年から2013年までの4連覇にも大きく貢献したニューウェイとしては、かつて経験したことが無いほど、今シーズンの舞台裏での攻撃はレベルが高いという。

「ある意味、こうしてライバルから注目されていることは、チームへの褒め言葉でもある」とレッドブルの公式サイトにニューウェイは語った。

「過去に経験したことはあるが、我々のマシンに対して、これほどまでに水面下で政治的な働きかけやロビー活動を受けたことは記憶にない」

「2010年と2011年に空力弾性を研究していた頃を振り返ると、我々は常に監視下に置かれ、レギュレーション変更に対応していたと思う。フェラーリとタイトル争いをしていた以前(2012年シーズン)に、ボディワークのたわみが問題になったときも同様だった」

「“戦争”という例えはあまり好きではないが、的を射た例えだ。競争力を高めるには、あらゆる点に目を配る必要がある」

「それがF1の本質であり、刺激的な要素のひとつでもある。ただ、今年はかなり頻繁で激しくなっている」

 ニューウェイは、第4戦スペインGPから議論の的となったフレキシブルウイング騒動を振り返り、取り締まり強化による弊害が発生したのはマシンパフォーマンスではなく、パーツ強化に伴う費用だったと語った。

「フレキシブルリヤウイングの件を取ってみれば、その問題に直面したチームは間違いなく我々以外にもいた」と彼は言う。

「だが当然、騒ぎ始めたメルセデスは、(同じくフレキシブルウイングを使用していた)アルファロメオが何をしているかなど気にしていなかった。彼らが気にするのは、我々がメリットを得ているかどうかだけだ。実際には、我々にメリットはなかったのだがね」

「とは言え、パーツを変更するにはコストがかかり、それが明らかな痛手になった」

「しかし変化に対応できるということは、チームの強さを証明するモノであり、窮地に立たされた時でも、このチームは戦いに挑み、競争力を保てるという良い例だ」

 
 

Read Also:

シェア
コメント
ルノーF1のPU部門を率いてきたレミ・タフィンが離脱。「双方合意の下」とアルピーヌ
前の記事

ルノーF1のPU部門を率いてきたレミ・タフィンが離脱。「双方合意の下」とアルピーヌ

次の記事

フェラーリのラインアップは、F1全チーム中最高! ビノット代表信頼「将来が本当に楽しみだ」

フェラーリのラインアップは、F1全チーム中最高! ビノット代表信頼「将来が本当に楽しみだ」
コメントを読み込む