”スーパーサブ”ニコ・ヒュルケンベルグも、ハースF1来季ドライバー候補のひとり? チーム代表「スーパーライセンスを持つ者全員に可能性がある」
ニコ・ヒュルケンベルグが、まだ来季のシートが確定しないハースF1のドライバー候補として名前が挙がっているようだ。チーム代表のギュンター・シュタイナーはこの数週間、様々なドライバーと話し合いを行なっているという。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、ニコ・ヒュルケンベルグも来季のドライバー候補のひとりであると認めた。
ハースは来季のドライバーについて、既にケビン・マグヌッセンとは契約を締結済み。しかし、ミック・シューマッハーはフェラーリの育成プログラムを外れると見られていて、ハースでの契約も不透明な状況になっている。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、来季のドライバーラインアップ決定を急ぐつもりはないと常々語ってきたが、現在多くのドライバーと話し合いを行なっているという。そして、今季代役としてアストンマーチンから2レースに参戦したニコ・ヒュルケンベルグも、候補のひとりであると認めた。
「スーパーライセンスを持つ全員が、候補のリストに載っている」
シュタイナー代表はそうmotorsport.comに語った。
「彼はスーパーライセンスを手にしていて、F1を走った経験もある。だから他の全てのドライバーと同じように、候補のひとりだと思う」
「つまり、ドライバーラインアップを変更したいと思っても、現在レースをしている人で手に入れられる人物は誰もいないということだ。最善の決断が何であるかを、確認する必要がある」
ヒュルケンベルグは、アルピーヌの候補のひとりにもなっていると考えられている。しかしある情報源によれば、今季FIA F2に参戦中のジャック・ドゥーハンがF1デビューに近づきつつあるという噂もあるようだ。
なおイタリアGPのFP1では、PU供給元であるフェラーリ育成ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィがハースのマシンを走らせたため、来季のドライバー候補最有力なのではないかと見る向きもある。
ジョビナッツィはアメリカGPのFP1でも走る予定だが、シュタイナーはこれらのフリー走行が来季のシートに直接繋がるわけではなく、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノット代表の意向に好意的に同意しただけだと主張する。
「皆さんは深く考えすぎている」
ジョビナッツィについて、シュタイナー代表はそう語った。
「フェラーリが我々に彼をリザーブドライバーとして起用するように頼んだのは、『今、彼をテストして結論を出す必要がある』ということではなかった」
「彼は非常に良い仕事をしてくれた。彼が今のレギュレーションのマシンを走らせたのは、これが初めてだが、すぐに乗りこなしていた。彼は非常に良かった」
「クルマが良いというのを見るのは良いことだ。なぜなら、1年もF1に乗っていないドライバーがこれほど走れるなら、クルマがそれほど悪くないはずだからだ」
当のジョビナッツィは今季はフォーミュラEに参戦、大苦戦した。しかし来シーズンはF1に戻りたいと明言している。
「今年はドライバー市場などその他の全ても含めて、本当に混乱した状況になっている。どうなるかは分からない」
ジョビナッツィはそう語った。
「来年は絶対にここにいたい。それは秘密でもなんでもないが、僕の手に委ねられているわけでもない。だから、何ができるかを見てみたいと思う。僕は、2回のFP1で素晴らしい仕事をすることに集中している。1回は既に完了した。あともう1回残っている」
リザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルティも、候補のひとりと見られており、複数の情報源によれば、彼の去就はスポンサー契約とも結びついているという。
今季は各チームとも、シーズン中2回のFP1で、ルーキードライバーを走らせなければならない。しかしハースはまだこれを1度も消化していない状態だ。ただフィッティパルディは2020年の終盤2戦で決勝に出走したのみであり、ルーキードライバーとしての資格を今も満たしている。
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