「何か裏があるはずだ……」アントネッリ擁護から一転、辛辣コメント残したウルフ代表。隠された意図を元同僚ロズベルグが考察
ニコ・ロズベルグは、アンドレア・キミ・アントネッリのパフォーマンスにトト・ウルフ代表が辛辣なコメントを残したことに驚きを示した。
写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images
2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、メルセデスのトト・ウルフ代表がアンドレア・キミ・アントネッリに対する態度を変化させつつあることから、背景にあるプレッシャーの存在について考察した。
今季F1デビューを果たしたアントネッリは、マイアミGPのスプリントでポールポジションを獲得したり、カナダGPで3位表彰台を獲得したりと一定の成功を収めてはいるが、全体的には苦戦が目立っている。トラブルや不運もあったとはいえ無得点のレースも多く、ポイントランキングではチームメイトのジョージ・ラッセルに大きく離されるだけでなく、中団グループに属するウイリアムズのアレクサンダー・アルボンにも抜かれて8番手となっている。
ウルフ代表はこれまで“秘蔵っ子”のアントネッリを擁護し続けていたが、9位に終わった先日のイタリアGPの後、アントネッリのパフォーマンスが「期待外れ」だったと評したのだ。
ウルフ代表は次のように述べていた。
「今週末は期待外れだった。グラベルにハマってしまっては、そのまま走り続けることはできない」
「レース全体が物足りなかった。彼は非常に優れたドライバーになると信じているから、彼に対する今後の信頼やサポートが変わることはないが、今日に関しては期待外れだった」
このような辛辣なコメントには驚いたというロズベルグ。ただ現役時代、ウルフとメルセデスの黄金時代を共にしてきたロズベルグには思い当たる節もある様子。ウルフは非常に計算高い人物であるため、その裏にはプレッシャーをかけるなどの意図があるはずだと述べた。
「驚いたよ。というのも、今の時点ですべき唯一のことは、キミにできるだけ多くの時間を与え、落ち着いた環境を整えることだと思う。つまり、公に批判しないということだ」
ロズベルグはそう語る。
「トトがトーンを変えたのは初めてのことで、これには必ず理由があるはずだ。彼は発言についても計算高い人物だからね。おそらく、キミや彼の家族に別のアプローチを取らせるためにプレッシャーをかけたいのかもしれない。アプローチを修正したり、見直したりするようにね」
「実際のところ、キミが世代を代表する才能を持っていることはみんな知っている。ただ、これまで思っていた以上に難しい状況になっているのも確かだ。それは統計を見れば明らかで、レースは(スプリント含め)19戦を戦ってジョージとの対戦成績は19-0。予選でも17-2だ」
「本当に厳しいし、不運なことだ。みんな彼にうまくいってほしいと思っているし、実際にやれる力があることも分かっている。でもどこかで“その時”はやってくるんだ。時間との戦いは厳しいよ」
さらにロズベルグは以前から主張しているように、アントネッリと来季以降の契約を結ぶことで、彼に自信と安心感を与えるべきだと語った。
「彼に契約を与えるべきだ。今は彼の自信を支えるために、できることは全てしてあげなければならない」
「F1では、最悪の場合オフシーズンに契約を見直すことはできる。もちろん今ここでそれを言う必要はないけどね。ただ、そういう選択肢も考慮すべきだと思う」
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