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PUメーカーの新規参入は望み薄。FIA会長「現行メーカーの残留が優先」

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PUメーカーの新規参入は望み薄。FIA会長「現行メーカーの残留が優先」
執筆:
2018/09/07 9:58

FIAのトッド会長は、エンジン規則の変更によって、2021年以降新しいメーカーがF1に参入することを期待してはいないようだ。

 F1は2021年からより安く、よりシンプルで、魅力的なサウンドのパワーユニット(PU)を導入することを目指していたが、FIAのジャン・トッド会長は、PUマニュファクチャラーが新規参入することを期待してはいないようだ。

 F1は2021年に大きなレギュレーション変更を迎える予定であり、エンジン規則についても議論が進められてきた。そしてF1ストラテジーグループでの議論を経て、来週末のシンガポールGPを前にエンジン規則について合意がなされるとみられる。

 当初はMGU-Hの廃止を含む、根本的なレギュレーションの見直しが検討されていた。これには新たなマニュファクチャラーをF1に誘う意図もあったが、ポルシェやコスワース、アストンマーチンなどは興味を示しながらも、F1に参入する好機なのかどうか静観を続けていた。

 しかし参戦を確約したメーカーは出てこなかったため、現在F1に参戦しているフェラーリやメルセデス、ルノー、ホンダはそのような状況でコストをかけて新たなPUを開発するのは無意味だと主張。結局現行の規則が大きく変更されることはなさそうだ。

 F1に新たなマニュファクチャラーが参戦する可能性について、motorsport.comがトッドに質問すると、あるメーカー(ポルシェだと考えられる)は真剣に検討していたものの、参戦計画にゴーサインが出されることはないだろうと答えた。

「あるメーカーが参入に興味を示していたが、彼らは我々に2021年に参入することはないと言って来た。しかし我々にとって、とても大事なのはレギュレーションがどうなるのかを正確に知らせることだ。今後、強い興味を持ってくれる可能性もある」

 さらにトッドは、最も重要なのはF1が現在参戦しているメルセデスやフェラーリ、ルノー、ホンダが確実に残るような契約に向けて動いていることだと語った。

「私の優先事項は、4メーカーを維持することだ。私は常々『新しいメーカーの興味を引きたいから、全てを変えよう』というのは、4メーカーに対してとても不公平だと言ってきた」

「そうなったら彼らはどうなる? ひとつかふたつのメーカーが参入するからといって、これまで彼らが何年間も投資して来たのに、レギュレーションを一新してしまうのか?」

「それが、エンジンのレギュレーションにおいて革命を起こさない理由だ。今や、4つのメーカーがF1に残れば、それが大きな成果だと言えるだろう」

 さらにトッドは、F1のエンジンルールが他のカテゴリーと大きく異なる中で、F1が4つ以上のマニュファクチャラーを引きつけることに対して、自信がなかったと明かした。

「F1には独自のルールがあるということから、私は4社以上のマニュファクチャラーを引きつけておくことができるか、悲観的だった」

「個人的には、チーム数が10なのに対して異なる4つのPUがあるというのは、本当に大きな成果だと感じている」

「だからこそ私は懐疑的だった。それが、他のチャンピオンシップとレギュレーションを共通化しようとした理由でもある。パワートレインを購入できるようにすれば、それぞれがカスタマーを7〜10に増やすこともできるからだ。しかしそれは実現しなかった」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble