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ステイアウトで一時首位走行も作戦失敗……しかしルクレールに後悔なし「あれはギャンブルではなかった」

F1トルコGPで一時リードラップを築いたシャルル・ルクレールとフェラーリは、使い古したタイヤでステイアウトするという戦略を後悔していない。

Charles Leclerc, Ferrari SF21

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

 ウエットコンディションでスタートしたF1トルコGPは、レース中に若干路面が乾いていったものの、ドライタイヤで走行可能なレベルまで乾くことはなく進行していった。そのためレースが3分の2を消化したあたりで、バルテリ・ボッタス(メルセデス)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)ら上位陣をはじめ、多くのドライバーがピットインして新品のインターミディエイトタイヤへと交換した。

 一方、ボッタスとフェルスタッペンを追いかけていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)はステイアウトを選択したため、2台のピットインに乗じて首位に浮上した。当初はルクレールも上々のペースを記録し、後続との差が詰まる気配がなかったため、彼らの作戦は的中し、フェラーリの今季初優勝も現実味を帯びているように見えた。

 しかし、レース終盤にかけて路面がさらに乾いていく中でルクレールのタイヤパフォーマンスは落ちていき、苦しい展開を強いられた。47周目にボッタスにオーバーテイクされたルクレールはピットに入りタイヤを交換。ボッタス、フェルスタッペンに次ぐ3番手でコースに復帰したが、新しく履いたインターミディエイトタイヤのグレイニングに悩まされた結果セルジオ・ペレス(レッドブル)にも先行を許し、最終的に4位でフィニッシュした。

 表彰台を逃したルクレールだが、フェラーリが採った戦略には満足している様子。ステイアウトしたことはそれほど大きなギャンブルではなかったと感じているようだ。

「あの時、必要な情報は全て手に入れていたし、バルテリがピットに入った後は無線で『新しいインターのタイムはどう?』と何度も聞いていた」とルクレールは言う。

「(ボッタスがタイヤ交換した後)最初の5〜6周は同じようなペースで走れていた。僕たちにとってそれが単なるギャンブルではないことは明らかだった」

「僕たちは皆、この選択に自信があった。ただ、新しいインターを履いての6〜7周は少し変だった。彼らにはグレイニングが起きていたけど、その段階を過ぎるとペースが戻っていったんだ」

「そしてああいう結果になった。でも僕は後悔していない」

 また、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットはルクレールのステイアウトについて、彼のチームメイトであるカルロス・サインツJr.のタイヤ交換後のペースを見て判断したものだと補足した。

 ビノットは、タイヤを交換することなく最後まで走り切れることに疑いはなかったものの、ニュータイヤに交換したドライバーと最後まで同等のペースで走れるかどうかは不確かであったと認めた。

「カルロスがピットインしたことで、その時彼が履いていたタイヤのラバーの残りを確認できた」

 ビノットはそう話す。

「そのデータがあったからこそ、少なくとも安全性という観点では(ルクレールがタイヤを交換せず)最後まで走れることができると確信できていた」

「あとはパフォーマンスの問題だった。シャルルが言ったように、我々がステイアウトを選択した当初はパフォーマンス面でも問題はなかった。しかしコースがよりドライになったので、我々はピットインしなければいけなくなった」

 ルクレールはさらに、ステイアウトをしてペースが落ちはじめてからは、コースに留まることにメリットはないと感じたという。

「正直、ピットに入らなければかなり厳しいことになっていただろう」とルクレールは言う。

「ピットに入る前の4周はリヤタイヤがかなり厳しくなっていた。だから入ったんだ」

「リヤがロックすることが多く、それによって何度かミスをした。(あのままステイアウトした場合)ピットストップをした時よりも良い順位で戻ってこれたとは思わない」

 
 

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