やっぱり最有力はメルセデスとレッドブルの二大巨塔? 「僕らが速いなら、彼らはもっと速いはず」とノリス牽制
マクラーレンのランド・ノリスは、スペインで行なわれたF1プレシーズンテスト1回目での走行は、3日間を通じて好調ではあったものの「完璧ではなかった」として、今年はマクラーレンが最有力の一角という見解を退けた。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
マクラーレンのランド・ノリスは、スペインのカタルニア・サーキットで行なわれたプレシーズンテスト初日にトップタイムをマークし、3日間の総合タイムでは4番手タイムを記録。マクラーレンは周回数でフェラーリとメルセデスに次ぐ3番目に多い367周を周回した。
ライバルチームも今季のマクラーレンには注視しており、メルセデスのジョージ・ラッセルはテスト2日目と3日目にマクラーレンを「信じられないほど強く」競争力があるように見えると語っていた。
そのマクラーレンのノリスは、チームは「まずまずのスタート」を切ったとしながらも、3日間を通して様々な問題に直面したチームとしては、完璧とは言い難いと語った。
「見ての通りジョージもタイムシートでトップだったし、彼が僕らを強いって思うのなら、僕らも彼らが強いって思うだろうね」
ノリスはテスト最終日の午前セッションを終えた後にそう語った。
「でも本番になった時、グリッドの一番前にいると思われるチームを挙げるなら、メルセデス、もしくはレッドブルに違いない」
「それで、僕らがすごく良い位置につけているとは思っていない。でも良い位置にはいると思う。コースに出れば、きちんと機能するマシンがあったんだ。もちろん、いつも通り新しい発見や予期せぬトラブルもチラホラと見つかった。でも良いスタートは切れたよ」
Lando Norris, McLaren MCL36
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
スペインでのテスト初日のセッションでは赤旗中断はなかったが、走行距離が増えるにつれて各チームに信頼性の問題が顕在化。テスト最終日には計5回の赤旗が振られた。
3日間のテストで取り沙汰されたのが、グラウンドエフェクトカーで顕著に見られるポーポイズ現象(ダウンフォース量の激しい変化によってマシンが上下に激しく振動すること)だった。多くのチームがこの現象に悩まされていたが、マクラーレンの『MCL36』ではあまり大きな問題とならなかった。
3日間を通じて目立ったトラブルがなかったマクラーレン。信頼性の高さに驚いたかと尋ねられたノリスはこう答えた。
「いや、悪いことが起こるとは思っていなかった。最高レベルで仕事をしているんだから」
「でも多くの問題はあったし、完璧ではなかった。外から見たら素晴らしいモノに見えたかもしれないけど、舞台裏では多くのことが起きていた。それらはどうしようもないモノというワケではなく、ただ取り組んで次に向けて修正していくだけだった」
「予想通りだったと思う。僕らには問題があったけど、他チームの多くも同じように問題を抱えていたと思う」
「ただそれらを解決して、次のテストでは同じ問題が起きないようにしただけだ」
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