マクラーレンF1と複数年契約結んだノリス、将来はチームを引っ張る存在に?
マクラーレンとの契約を延長したランド・ノリスは、将来的にチームリーダーとなることが目標であると語った。
F1モナコGP開幕を前に、マクラーレンと新たに複数年契約を結んだランド・ノリス。契約年数は明らかになっていないが、彼はこれで少なくとも2023年まではマクラーレンに留まることとなり、2019年のF1デビューから5シーズンを同じチームで過ごすこととなった。
チームに長期的に関わっていくことが決まったことにより、今後マクラーレンのリーダーになる可能性はあるかと尋ねられたノリスは、それが将来的に達成したいと思っていたことのひとつだと認めた。
「チームを引っ張っていくような人になりたいんだ。そこに何年も所属して、良くない時期も経験しつつ、チームが良い時代に突入する手助けができるような人にね」
「そういったポジションにつきたいと思っているから、僕はここに残るし、複数年でサインしたんだ」
「僕は今年もそういったポジションに向けて一歩前進したと思う。ここ2シーズンと違って、良いドライバーになったと思っているし、これまで以上に色んなところで責任を持ち、チームを引っ張るようになった」
「それが僕の好きなことでもあり、将来的にやりたいことのひとつなんだ」
ノリスは2019年のF1デビュー以来、一貫してマクラーレンでドライブしており、自宅もウォーキングにあるチームのファクトリーの近くに構えている。彼はマクラーレンとのスタッフの強固な関係が契約延長の鍵になったと付け加えた。
「レースに勝ち、チャンピオンになりたいと思っているけど、それと同じくらい大切だと考えているのは、今いる場所で楽しむということだ」とノリスは言う。
「僕にとっては勝利や成功と同じくらい、人生を楽しむことが重要なんだ。そして同じメカニック、同じエンジニアと何年も働いていると、彼らから多くのことを得られるし、それが忠誠心にも繋がる」
「今の状態を続けること以上に最高なことはないよ」
またノリスは、マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンと食事をしている際、彼に新しい契約についてアプローチしたというが、良いアプローチの仕方が分からず少し気まずい思いをしたと明かした。
「少し前にザクと食事をした時に、その話をしたんだ」とノリス。
「彼は将来のことを話していたので、僕は『将来のことについて、今から話をしたい? それともシーズン後半に話したい?』というようなことを言ったんだ」
「いつ、どういう風にそういう話をすれば良いか分からなくて、初めて女性に話しかける男性みたいに、少しきごちない感じになってしまった」
「その時には既に、ザクやアンドレアス(ザイドル/チーム代表)との間で話し合いが始まっていたと思う。でも僕はその話を出来るだけ早く片付けたかった」
「その後僕たちは話し合いを進め、そこからはスムーズに話が進んだ。僕はこれまでこういう立場を経験したことがなかったので、そういう話を持ち出すのは少し変な感じがしたんだ」
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