マクラーレン、アップデート投入で”正しい方向に”? 「夢見るほどじゃないけど、良くなっている部分もある」とノリス
マクラーレンF1は第12戦フランスGPでマシンにアップデートを投入したが、ドライバーのランド・ノリスによると新パッケージは”正しい方向”に進んでいるという。
写真:: Alastair Staley / Motorsport Images
マクラーレンはポール・リカール・サーキットで開催中のフランスGPでアップデートを投入した。ランド・ノリスによると、新パッケージは正しい方向に進んでいるという。
マクラーレンMCL36は今回持ち込んだアップデートにより、サイドポンツーンやフロア周りが大きく変わった。それ以外にもリヤウイングのエンドプレートやブレーキダクトなど、変更は多岐にわたっている。
ノリスは初日FP2で新型パッケージのマシンで走行。初日終了後にその感触を語った。
「夢見ている、というほどのものではないよ」
ノリスはそう語る。
「そんなに大きな期待はしていなかったと思う。僕らは小さなステップだと予想していたんだ。話すのは時期尚早かもしれないけど、走らせた感じではフィーリングは違っていて、少し良くなっている部分もあった。いくつかの部分は最適化して解決も必要だろうけど、まあいいところだと思うよ」
「ダニエルは朝のはFP1からこれを使っていたと思うから、彼の方がもう少し理解できているんじゃないかな」
「ちょっとドライビングが違っているから、僕の方はまだもう少しこのマシンのドライビング方法を理解しなくちゃならない」
アップデートされたマシンは運転が難しいのか? そう尋ねられたノリスだったが、彼は必ずしもネガティブな変化ではないと強調した。
「単に違っているというだけで、難しくなっていると言いたいんじゃない」
「ハンドルを握っていると、感覚はとても敏感で慣れ親しんだものがあるんだ」
「何か違和感があれば、なぜそうなったのか、どういう理由なのか、それをどうやって克服して、また最大限の力を出していくのかを考える必要がある」
「ダニエルと比較して理解しようとして、追いつこうとしているんだ。でも今日は僕と彼とで戦略を分けて、データを上手く比較できてよかったよ」
またノリスはMCL36のポーパシングに関しては心配していないと語っている。
「(ポーパシングは)まぁまぁなレベルだと思う」
「ここ数戦、特にイギリスではかなりのポーパシングに見舞われていたから、驚きはしないし、ショックでもないよ。良い感じになってくれればいいんだけど、マシンを改善しようとすると、ポーパシングが出てくることもある」
「レッドブルを除けば、フェラーリやメルセデスだってポーパシングは結構あるように見える。言うまでもなく、彼らの方がずっと速いけどね」
「でも改善を進めようとしていれば、こうした現象が出てくることもあるんだ。だから悪いことじゃないし、時には正しい方向に向っているという意味なこともあるんだ」
一方のリカルドは、アップデートによるマシンの変化は感じ取れているが、どれほどの違いかはまだ測りかねているという。
「まだこのコースをこのクルマで走った経験はないから、基準になっているのは別のコースなんだ」と、リカルドは言う。
「それで多少の違いは感じられたけど、比較テストをできたわけじゃない。作業は午後にも少し前進させる事ができたと思うし、そこは良かった。でもまだ引き出すことができるモノがあると思う」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments