ランド・ノリス、マクラーレンとの契約延長を発表。”現在の契約を超える複数年”の大型契約を締結。チーム代表「トップに戻るという我々の願望を示す」
マクラーレンは、ランド・ノリスとの契約延長を発表。ノリスは2026年以降もマクラーレンに留まり続けることになった。
ランド・ノリスが、マクラーレンF1との契約を延長したことが明らかになった。期間は明らかにされていないものの、2026年以降も同チームに残ることが確定した。ノリスにはレッドブルやアウディが獲得を狙っているという噂もあったが、これが封じられることとなった。
マクラーレンは1月26日夕刻(欧州時間)、ノリスとの契約延長を発表。マクラーレンとノリスの契約は既に2025年末まで結ばれているが、ザク・ブラウンCEOによれば「現在の契約をはるかに超える複数年の契約延長」であるという。
ノリスは契約延長に際し、次のように語った。
「マクラーレンとの契約を延長できるのは素晴らしい気分だ。僕はマクラーレンと共に成長してきたが、ここは居心地が良く、チームは僕にとって家族のようなモノだ。これまでの道のりはエキサイティングで、浮き沈みもあった。しかし昨シーズンは、グリッドの最前線での戦いに戻りたいという僕らの願望を示していた」
「ザック、アンドレア(ステラ代表)、そしてチーム全体がこの1年の間に行なってきた仕事は信じられないほどのものだ。マクラーレンと共に、勝利に挑戦できると自信を持っている。もっと素晴らしい思い出を作り、今後数年間、MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)のみんなと一生懸命働き続けることにワクワクしている」
なおノリスの契約延長発表の1日前には、フェラーリがシャルル・ルクレールとの契約延長を発表したばかり。将来のドライバー移籍市場の主役となるであろうと思われていたふたりの契約が、早々に決まったことになる。
マクラーレンは昨年、オスカー・ピアストリとの契約を2026年末まで結んでおり、少なくとも現在のラインアップが、あと2年は継続されることが確定したわけだ。
「このことは、将来再びチャンピオンシップを獲得するという共通の野心と共に、我々が共に持つコミットメントと自信を反映している」
ステラ代表はそう語った。
「マクラーレンに加入して以来、ランドはドライバーとしても人間としても成長した。彼は昨シーズン感銘を与え、年間を通じて我々の進歩に重要な役割を果たした。素晴らしいドライブで、7回の表彰台を獲得してくれた」
「オスカーも含め、我々のエキサイティングなドライバーの組み合わせは、グリッドの前方に進むという我々の目標に重要な役割を果たすだろう。ふたりは共に過ごした最初のシーズンに感銘を与えてくれた。今後もふたりとハードワークを続けていくことを楽しみにしている」
ブラウンCEOも次のように語った。
「今後も数年間、ランドとの関係を続けていけることを嬉しく思う。この6年は素晴らしいモノだったし、彼はチームを前進させ、マクラーレンをグリッドの先頭に戻すという、素晴らしい献身と意欲を見せてくれた」
ノリスは2019年にF1デビューを果たして以来、ずっとマクラーレンのドライバーを務め続けてきた。まだ勝利こそないものの、2023年は6回の2位フィニッシュを記録し、ランキング6位となった。
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