F1 イタリアGP
予選中の最低ラップタイム制限が生み出した”危険”? ノリス「僕は制限ギリギリだったから、オコンを抜き返すしかなかった」
マクラーレンのランド・ノリスは、F1イタリアGPの予選でアルピーヌのエステバン・オコンとニアミスした件について、FIAが定めたSCライン2〜1にかけての通過時間の制限がきっかけだったと語った。

Adam Cooper
編集: 2023/09/03 11:30
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マクラーレンのランド・ノリスは、F1イタリアGPの予選Q1でアルピーヌのエステバン・オコンとアルボレート(旧パラボリカ)でニアミス。「アルピーヌのドライバーの行為は非常に危険だったね」と無線で訴えた。
この件についてノリスは、渋滞を避けるために今回特例として予選の全ラップに課された”通過タイム”の制限が原因となったと語る。
イタリアGPの予選Q1序盤、オコンはアスカリシケインの手前でノリスをオーバーテイクした。しかしノリスはその翌周にアタックラップを行なうためにスピードアップ。アルボレートでオコンを抜き返すことになり、コース上で接近した。
予選終了後にノリスは、この時の状況について説明。FIAによって定められたセーフティカーライン2とセーフティカーライン1の間の通過時間の制限を超えてしまう可能性があったため、オコンを抜き返す必要があったと語った。
「このルール変更は、多くの面で役に立つと思う」
ノリスは今回特例として行なわれたルール変更についてそう語った。
「でも一方でいくつかの状況を悪化させる。自分をある状況に追い込むのではなく、ある状況に追い込まれてしまうんだ」
「エステバンと接近したのは、彼が周回の早い段階で僕を追い越したというだけだった。アウトラップか何かだったと思う。それで僕はタイム制限から少し遅れていたから、その後で追いつく必要があった。それで、彼を抜かなければいけなかったんだ」
「彼には、制限タイムがかなり残っていたと思う。僕よりも、減速する余裕ははるかに多くあっただろう。彼は僕を追い越そうとしたけど、僕は抜き返すしかなかった。そうしなければ、僕は制限タイムをオーバーしてしまっていただろう」
なおノリスは、2023年型マシンのエアロパッケージが、これまでよりもスリップストリームの効果が低いことが明らかになったため、思っていたよりもクリーンなセッションだったと語った。
「多くのマシンが、トウ(スリップストリーム)に引っ張られるのを望まなかったと思う」
そうノリスは語った。
「2019年から2021年頃は、トウの効果が高かった。スリップストリームに入ると、0.6〜0.7秒くらいの効果はあっただろう。でも今回の予選では、おそらくその効果は最大でも0.2秒程度だったはずだ」
「とにかく、スリップストリームを使うことをそれほど気にしている人はいなかったと思う。先頭を走りたいと思う人もいないけど、完璧なスリップストリームを使うことを気にする人は誰もいなかった。今ではその効果はそれほどないと思うからね」
なおノリスに「危険だった」と言われてしまったオコンは、それを否定した。
「このタイム制限は、常に非常に厳しい状況になるだろう」
そうオコンは言う。
「おそらく彼は、時間的にギリギリだったと思う。だから前に出なければならなかったのだろう」
「僕はもう少し余裕があった。僕らはふたりとも、かなりうまくやったと思うよ。問題はなかった。危なくはなかったと思う」
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