ノリス、昨年ワンツーのイタリアGP苦戦を予想「クルマの弱点がかなり分かってきているから……」
マクラーレンのランド・ノリスは、昨年ワンツーフィニッシュを果たしたイタリアGPで好結果を期待できる材料があまりないと語った。
ランド・ノリスは、マクラーレンがワンツーフィニッシュを果たした昨年のイタリアGPを再現できるとは考えていないようだ。
昨年のイタリアGPでは、タイトルを争っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触リタイア。週末を通じて競争力を発揮していたマクラーレンのダニエル・リカルドが優勝、ノリスとワンツーフィニッシュを果たした。
今年もそうしたパフォーマンスを発揮できるかと聞くと、ノリスは全く異なるシナリオになると予想していると、motorsport.comに語った。
「悲しいことに、そう考える根拠はあまりないんだ」
「そうなると信じたいけど、僕たちにとってはとても難しい週末になると思う。気温やコンディションがどうなるかは分からないけどね」
「僕たちは今、クルマの長所と短所と理解しつつあると思う。だから僕たちがどこで強くて、どこが弱いのかが分かるようになってきているんだ」
「まさに今、僕たちはこうした問題にどう立ち向かうかについて、良い計画を立て始めなければいけない。もちろん、それには時間がかかるけど、問題が何かは明らかだ。ただ、それを本当に理解して、クルマのDNAに少しでも組み込めるかどうかが、僕たちに次の仕事だ。時間がかかることは分かっているけど、これからもプッシュしていくよ」
Lando Norris, McLaren, 2nd position, Zak Brown, CEO, McLaren Racing, and Daniel Ricciardo, McLaren, 1st position, with the trophies
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
ベルギーGPの後、ノリスはマシンのストレートライン・スピードが優れているものの、DRSの効果について疑問を呈し、DRSを開放してもレッドブルなどのライバルほどには効果が得られなかったと明かした。
この問題についても、今はより深く理解できていると、ノリスは話した。
「あの時は、すべての情報を持っていたわけではなかったんだ。僕たちはスパで最も小さいリヤウイングを使っていただけだと思う。あんなに小さなリヤウイングでDRSを開いても、あまり効果がないんだ」
「マックスと比較すると、彼らはもっと大きなリヤウイングを装着していたから、DRSを開放すると僕らよりずっとスピードが上がるんだ。そしてリヤウイングが大きくても、ほとんどリヤウイングがないような僕らと変わらない速さなんだ」
「スパで学んだことをモンツァに活かすことができるし、モンツァでもいくらか学ぶことができるだろう。でもそうだね、僕らが逆転できるようなステップはないんだ」
ノリスはオランダGPで7位となったが、コンストラクターズランキング4番手を争うアルピーヌのフェルナンド・アロンソ(5位)にセーフティカーが原因で逆転されたことにフラストレーションを感じたと認めた。
「それは痛かったけど、同時に今回のレース(オランダGPの)には満足している。僕たちはいい仕事ができたと思う。ただ、彼らはちょっとラッキーだった。そういうこともある。時には僕たちが優位に立って、彼らより先にゴールすることもある。今回は彼らの思い通りになったんだ」
「だから不満はあまり大きくはない。でも、僕のペースと彼らのペースを比べたら、僕たちの方が少し良かったかもしれない。金曜日は、彼らのペースは信じられないほど強かった。予選のペースも良かったのに、なぜかQ2には進めなかった」
「フェルナンドはトラフィックがあると言っていた。僕たちは彼らがQ2で落ちたことを利用しようとしたんだ。でも彼が10秒後ろにいても、セーフティカーがでれば隊列が詰まって振り出しに戻ってしまうんだ」
「僕たちはハースやアルファタウリなどよりもずっと速かったから、彼らはかなり離れていった。だからちょっと痛いね。でも、僕は自分の仕事に満足しなければならないんだ」
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