ファンからの評価も上昇? ノリス、SNSへのアプローチを“マジ”にした効果実感
ランド・ノリスはF1参戦2年目となった昨年、ソーシャルメディアへのアプローチを変更したことで、ファン達は自分がF1でより良い仕事をしていると考えるようになったと感じるという。
Lando Norris, McLaren
Steven Tee / Motorsport Images
2019年にマクラーレンからF1デビューを果たしたランド・ノリス。彼はソーシャルメディア上でのユーモアある振る舞いから、これまでにないタイプのF1ドライバーだと注目を集めた。
しかしノリスは2年目のシーズンを前に、より力を入れることのできる領域があると考え、SNSでの“おふざけ”のようなモノを減らしたいと語るなど、アプローチの変更を考えていると語っていた。
2020年、ノリスは開幕戦オーストリアGPで初表彰台を獲得。以後もコンスタントに入賞を重ね、ランキング9位となった。
ノリスはそうした昨シーズンを振り返り、SNSへのアプローチ変更によって周囲からの見方が変わったと考えていると話した。
「全体的には、僕がソーシャルメディアへ投稿するのはジョークみたいなのが主だけど、回数とかは結構少なくなったと思う」
ノリスはmotorpsort.comにそう語った。
「その多くがレース後に投稿することに決めたものだ。2019年には、厳しい1日となったときに、僕はそれをちょっとしたジョークとして受け止めて、SNSなんかでちょっとしたジョークとして表現したりしていた」
「(2020年に)時々(SNSに)記してきたことは『厳しい1日。次のレースに向けてやっていこう』みたいな単純なものだった」
「でもそれはファクトリーへ行って、次のレースに向けて作業し、間違っていたものを解決しようとすることであって、2019年にやっていたことと全く同じなんだ。でも僕はSNSではそれについて冗談を投稿するだけだった」
「みんなはそう言ったジョークが好きだっただろう。でもそれと同時に『ああ、おふざけをしすぎだ。だから十分に良い仕事ができていないんだ』とも考えられてしまう」
「それが世の中であって、SNSの作用であり、みんなが思い浮かべる絵面なんだ」
またノリスはこうしたSNSへの悪い反応は今も存在するが、チーム内では自分のレースへの取り組み方がきちんと認められており、それこそが重要な点だと話した。
「今でもたくさんのひとから僕が懸命に取り組んでいないだとか、冗談が過ぎるとか似たようなことを言われるよ」
「だけどチーム内では、みんなが僕が何をしているか分かってくれている。僕としては、それが重要なことだと思ってる」
「僕は“次のレースに向けてやっていくぞ”とこれまで以上に投稿してきた。それだけだ。それでみんなは僕がより働いていると、今年(2020年)は僕がより良い仕事をしていると言ってくれたんだ」
「僕のSNSへの投稿に、人々はふたつの考えを思い浮かべる。だけど僕も家に戻って、次のレースでもっと上手くやるにはどうしたらいいだろうと色々考えている点では、似たようなものだね」
「それが僕のやってきたことだ。ただ今でもパドックでは冗談は言うし、笑ってるよ。だってジョークが面白ければ笑うものだ」
「他人のふりをしようとは思わないし、“僕じゃない誰か”になろうとも思っていないよ」
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