アルピーヌ、噛み付くノリスは眼中になし?「マクラーレンは取り乱しているようだが……我々の目標はメルセデスに勝つこと」
アルピーヌのアラン・パルメインは、ランド・ノリスが今季のアルピーヌについて非難していることについて、彼がアルピーヌの速さに“取り乱している”からではないかと話した。
今季のF1では、レッドブル、フェラーリ、メルセデスの3強に次ぐ4番手の座をマクラーレンとアルピーヌが激しく争っている。これについてマクラーレンのランド・ノリスは、マシンのポテンシャルを考えればアルピーヌが大差をつけてもおかしくない状況であるにもかかわらず、彼らが手こずっていると発言している。
アルピーヌがコンストラクターズランキングでマクラーレンを逆転した日本GPで、ノリスは次のように語っていた。
「彼らは僕たちよりもずっと速い。なのにどうして僕たちがまだ彼らと争えているんだろう、という感じだ」
「彼らは今、僕たちとは別次元のところにいる。今季ここまで彼らと争ってこれたのは、僕たちが信頼性の高さ、パフォーマンスやチャンスの最大化、そしてミスの少なさなど他の部分で良い仕事をしてきた証拠でもあるから嬉しく思う」
「彼らにはあのマシンがありながら、チャンピオンシップでは僕たちの少し前に立っているに過ぎないのだから、彼らはそういったあらゆる分野で僕たちよりもかなり劣っているに違いない。彼らの方が圧倒的に速いから激しい戦いにはなっていないけど、僕たちとしては引き続き頑張って彼らとの点差を縮めていきたい」
一方のアルピーヌとしては、ノリスがなぜそのような主張をするのか理解できておらず、自分たちはマクラーレンよりもメルセデスを倒すことに主眼を置いているようだ。
アルピーヌのスポーティングディレクターであるアラン・パルメインは次のように語った。
「ランドはそういう話をするのが好きなんだろう? しかし我々は前に出られさえすればいんだ。なぜ彼がそう言い続けるのか分からないが、我々のせいで彼が取り乱してしまっているようだ」
「我々はメルセデスを倒すことに集中しているし、そのレベルに到達できるように努力しているんだ」
ノリスが指摘する通り、アルピーヌはシンガポールで2台揃ってリタイアに終わるなど、信頼性の面で課題を抱えている。しかしパルメインは、速さの面でチームが大きな進歩を遂げていることが自信に繋がっていると語る。
「もちろん、シンガポールでは足踏みした。しかし日本GPでは全て元通りになった」
「今後のレースでも同じようにできると思う。マシンは明らかに速くなってきているし、上位陣にも近付いてきている」
「毎戦、ポールポジションに対して何%遅れているかを確認しているが、これまでで一番近付いてきているはずだ。だから間違いなく正しい方向に進んでいる」
またパルメインは、マクラーレンを倒しただけで満足するべきではないとしたが、それでも例え1ポイント差であってもライバルに勝つことは重要だと語った。
「アブダビに向けては、1ポイント差ではなく40ポイント差で乗り込みたい。しかしアブダビを終えれば、1ポイント差であろうと40ポイント差であろうと関係ない。(コンストラクターズランキング)4位が目標だ。4位であることが何より重要なんだ」
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