F1 イギリスGP

ノリスが抱えるフラストレーション……戦略ミスでイギリスGP優勝逃す「自分たちの手で、チャンスをみすみす捨ててしまった」

マクラーレンのランド・ノリスは、F1イギリスGPの決勝レースでインターミディエイトタイヤからドライタイヤへ履き替えるタイミングが遅れたこと、そしてそのドライタイヤにソフトタイヤを選んだことで、勝利を逃したと悔やんだ。

Lando Norris, McLaren F1 Team, 3rd position, with his trophy

Lando Norris, McLaren F1 Team, 3rd position, with his trophy

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1イギリスGPの決勝レースを、マクラーレンのランド・ノリスは3位で終えた。一時は首位に立つなど、勝利の可能性も見えたノリスだったが、最終的にはメルセデスのルイス・ハミルトンに先行され、さらにはレッドブルのマックス・フェルスタッペンにも逆転され、勝利を逃すことになった。

 これについてノリスは、またしても勝利の可能性を自分たちで「捨て去って」しまったと考えている。

 イギリスGPの決勝レースを3番グリッドからスタートしたノリスは、1周目にフェルスタッペンに先行されたものの、サーキットに雨が降るなど目まぐるしくコンディションが変わる中でペースを上げ、首位に立つシーンもあった。

 しかしレース終盤、雨が上がり路面が乾きつつあった時、スリックタイヤに交換するのがハミルトンよりも1周遅れた。これにより首位を明け渡してしまうことになった。

 それだけではなかった。この時ノリスは、新品のミディアムタイヤがもう1セット残っていたにも関わらず、ハミルトンに合わせてユーズドのソフトタイヤを履いた。しかしこのソフトタイヤはデグラデーション(性能劣化)が厳しく、ハミルトンを追うどころかフェルスタッペンにも抜かれてしまい、3位でのフィニッシュした。

「僕らは正しい決断を下せなかった。でも同時に、何度か正しい決断をできなかった僕自身のことを責めてもいる。こういうのは嫌だ。こんな順位で終わってしまい、十分な仕事ができなかった言い訳をするのは嫌だよ」

 そうノリスは言い、さらに次のように続けた。

「多くのことが順調だったのに、最後のピットストップで台無しになってしまった。1周の違いだったが、僕らの決断は誤っていた」

「たとえ完璧な周にピットストップしたとしても、ソフトタイヤに履き替えるという決断も、間違っていたと思う。ルイスはどんな状況になっていても勝っていただろう。僕らの側としては、2回の選択ミスで今日は全てを失ってしまったから、とても残念だ」

 ここ最近は、安定して優勝を争えるようになっているマクラーレン。しかし今回ばかりは、ライバルの躍進を認めざるを得ないと語った。

「今日は速さが足りなかったと思う。完全にドライだった時には、メルセデスの方がずっと速かった。濡れた路面では僕らの方が少しだけ速かったかもしれないけど、でもやるべきことはある」

「僕らが間違いなく最速だったという週末は、まだここまでないと思う。僕らは優勝を争えるポジションに常にいるし、バトルもしてきたけど、決して最高のマシンを持っていたわけじゃない」

「僕らはチームとして働き続ける必要がある。そして僕は自分の仕事に取り組み続け、それをまとめようと努力しなければいけない」

「良い部分は非常に多いし、整っているモノも非常に多い。でも今シーズン、僕らが勝つべき時に、それを捨ててしまったことが何度かある。それについて、フラストレーションが溜まっているんだ」

 

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