若者からも大人気！　ノリス、F1ファン調査にゴキゲン「ファンのために活動してきた結果だ」

　モータースポーツ・ネットワークとF1がニールセン・スポーツと提携して実施した『F1グローバル調査』の結果が、F1第17戦アメリカGPを前に発表された。

　187ヵ国、16万7000人ものファンから得られた回答を集計した結果、14.4％の支持を得たマックス・フェルスタッペンが最も人気のあるドライバーということになった。フェルスタッペンに次ぐ人気を集めたのは、マクラーレンのランド・ノリスだった。

　ノリスは24歳以下のファンからの支持が高く、女性ファンからも圧倒的な人気を得ており、F1の視聴者が多様化していることを示す象徴的なドライバーとなっている。

　ノリスは、調査結果を受けて「僕にとっての勝利は、もちろんコース上での勝利だ。でもこうしたコース外でのちょっとしたことは、チームや自分自身にとっても素晴らしいことだ」と語った。

「最近はあまりできていないけど、家に帰ってからもTwitchでの配信などをやってきた。それはファンとの交流をより深めるためだ。それはクールなことだと思う」

「若い世代の子どもたちに少しでも影響を与えることが出来ることは分かっているし、その年代や年配の人たちからも応援してくれていることが分かったのはとても嬉しいよ」

　ファン投票の結果、最も人気のあるチームはマクラーレンになったが、それにもノリスは多大な貢献をしているだろう。マクラーレンは特に、16歳から24歳のファンの中で40％もの支持率を獲得。母国イギリスだけでなく、アメリカやオーストラリア、カナダ、ブラジルでの投票でトップとなり、エリア別でもヨーロッパ、南北アメリカ大陸、中東、アフリカでも1位となっている。

「チームの結果にも喜んでいるし、僕もその一部だと思う」

　そうノリスは語った。

「それは僕たちがチームとして、ファンのため、パートナーのために活動してきたことの結果だ。その多くが、ファンの皆さんと一体になるためだ。F1は『いかにコース上でうまくやれるか』だけではないんだ」

「F1には他にもたくさんの要素があるが、そのひとつがファンの皆さんを楽しませることであり、レーシングドライバーとしてだけでない、人間として別の側面を見てもらうことだ」

「フィードバックをもらえるのは嬉しいことだ。僕たちがそれに関して良い仕事をしていることは喜ばしい」

　ノリスのチームメイトであるダニエル・リカルドも、ファンの人気が高いドライバーであることが今回の調査ではっきりした。彼は、マクラーレンにとって励みになる結果だったと語り、チームがプロモーションのために行なっているコース外でのイベントや活動の価値を証明されたと話した。

「サーキットから離れた場所で、あるいは日曜日の午後3時に行なわれるイベント（F1の決勝レース）以外で、僕たちは多くの活動を行なっている」

「僕たちは、ファンの皆さんとの交流に力を入れており、それが実を結んでいる。彼らにより多くのアクセスを与えるのはクールなことだし、それに価値があるということを知るのは良いことだと思う」

「分からないけど、僕はカメラが好きなのかもしれないね！　ランドも同じだと思うし、チームはかなり満足しているだろう」