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ノリス、“友人”ラッセルの活躍を喜ぶ「昨年は気の毒だったから……」

ランド・ノリスは、ライバルであり友人でもあるジョージ・ラッセルが昨年の“気の毒な”状況から脱し、ウイリアムズでインパクトを残しているのを見て嬉しく思っていると語った。

George Russell, Williams FW43, leads Lando Norris, McLaren MCL35

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 2020年シーズンのF1でインパクトのあるパフォーマンスを見せているひとりとして、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)の名前が挙げられる。彼はルーキーイヤーの昨年、戦闘力の低いウイリアムズのマシンに苦しめられ後方を走るレースが続いていたが、今季は第2戦シュタイアーマルクGPと第3戦ハンガリーGPで予選12番手に入り、昨年は成し遂げられなかったQ2進出を2戦連続でやってのけた。

 シュタイアーマルクGPでは序盤のコースオフ、ハンガリーGPではスタートでのポジション後退があり、どちらもグリッド順位を活かすことはできなかったが、ラッセルがここ数戦で見せた予選でのパフォーマンスは、彼がこれまでのキャリアで見せてきた類い稀な才能を我々に思い出させてくれるものだった。

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 そんなラッセルの活躍を喜んでいるのが、彼の親友でもありF1昇格前からのライバルでもあるランド・ノリス(マクラーレン)だ。ノリスは次のように語った。

「彼が少なくとも何人かのドライバーとレースができるチャンスを得られたことは、間違いなく嬉しいよ」

「彼はナイスガイだし、彼とは仲良くしているけど、昨年は気の毒に感じた。ウイリアムズがああいう位置にいて、彼を後方で見なければいけないのはただただ残念なことだった」

「ウイリアムズはプレシーズンテストで既に大きく進歩していたし、かなり競争力があるように見えた。彼らは僕たちからそれほど離れていなかったんだ。だから(ハンガリーでは)彼らがかなり速いだろうと予想していた」

「僕たちの予想では、彼らはQ2進出、いやQ3進出を懸けた戦いでも僕たちを蹴落とすような存在になると踏んでいる。彼らは明らかに良い仕事をしているんだ」

 現在F1参戦2年目のラッセルのチームメイトとなっているのが、ルーキーのニコラス・ラティフィだ。ノリスはラティフィの経験不足によって、ラッセルのパフォーマンスを相対的に評価するのが難しくなっていると語った。

「彼はまだF1で2戦目、3戦目のドライバーと対戦しているんだ」とノリスは続けた。

「彼はF1で4〜5年目のドライバーと戦っている訳ではないから、彼の仕事ぶりがどうなのか比較するのは難しいんだ」

「だから、彼がどのくらい良い仕事をしているか言うのは難しいことだと思う。ただ彼を上の方で見られるのは良いことだし、同時にウイリアムズが復活して、ポジションを争っているのを見られて嬉しい」

 

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