ノリス、突っ込んできたペレスに皮肉たっぷり「抜かせようとしていたのに……印象的だよ!」
ランド・ノリス(マクラーレン)は、F1アブダビGP決勝で接触したセルジオ・ペレス(レッドブル)を”印象的だ”と皮肉った。
F1アブダビGPを5位で終えたランド・ノリス(マクラーレン)は、スペースを空けていたにも関わらず接触してきたセルジオ・ペレス(レッドブル)を強烈に皮肉った。
58周で行なわれたレースの終盤、47周目に4番手を走行していたノリスの背後にペレスがつけ、オーバーテイクのチャンスを伺っていた。
そしてペレスはストレートエンドのターン6へのブレーキングでノリスのインに飛び込んだが、エイペックスにつけずアウト側のノリスと接触。ノリスはターン7イン側のランオフエリアに飛び出した。
この接触でペレスには5秒のペナルティが科せられ、最終的に2番手でチェッカーを受けたペレスは4位に降着した。
ノリスは、ペレスにポジションを譲ろうとしたにも関わらず接触したことが「印象的だった」と語った。
「彼は(エイペックスで)僕の前にいた。僕は彼に抜かせようとしたんだ!」
接触を振り返ったノリスはそう話した。
「僕はエイペックスから4台分は離れていた。どういうわけか、彼が僕のクルマに突っ込んできたんだ……印象的だよ」
「僕は文字通り彼を抜かせようとしたんだけど、なんでか僕にクラッシュしてきたんだよ」
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
Lando Norris, McLaren MCL60
ペレスは自身に科せられたペナルティに納得できず、フィニッシュ後に無線で「スチュワードはジョークだよ。信じられない。今年のスチュワードはひどかったけど、これはジョークだ。本当に冗談みたいだよ」と不満を爆発させた。
その後、スチュワードに呼び出されたペレスは、国際競技規則に違反する”個人的な侮辱”をしたとして警告を受けている。
ノリスは最終的にドライバーズランキング6位(205点)でシーズンを終えたが、ランキング4位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、およびランキング5位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)にわずか1ポイント及ばなかった。
ランキング4位を逃したことについて、ノリスは次のように語った。
「(ランキング争いが)頭の片隅にあったか? イエスだ。4位になりたかった? イエスだ」
「でも(2番手スタートの)シャルルが前に出てしまった。彼はとても良い週末を過ごした」
「チャンピオンかそれ以外かなんだから、あまり気にならないよ……何も変わらないし、僕のメンタリティを変えることもない」
ノリスは、マクラーレンが低速コーナーで苦戦を続けていることや、オーバーヒートしやすいピレリタイヤによってレースペースが上がらず、戦えなかったと付け加えた。
「苦戦していた場所は明確で、低速コーナーばかりだった。ターン5、6、7。それから12、13、14。つまりほとんどすべてのコーナーだ」
「正直なところ、温度が低かったからもう少し期待していたんだけど……だから、何かが足りなかったのは確かだ」
「ペースが足りなかったから、メルセデスやフェラーリについていくためにハードにプッシュしなければならなかった。そうしたら、あっという間にタイヤを壊してしまった」
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