ノリス、フェルスタッペンの走りは“ゲーム”を通して学習済み?
ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンとコンピュータゲームをプレイしたことで、彼のレースへの取り組み方を学んだという。
Lando Norris drives a lap of the Interlagos circuit on his home simulator
Sam Bloxham / Motorsport Images
ランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は仲の良い友人であり、オンラインのシムレースイベントにチームを組んで参加するほどである。
ノリスはゲームでレースすることが、”ちょっとした楽しみ”という域を越えているといい、フェルスタッペンのドライビングスタイルをより深く知ることができるなど、現実世界でも助けになってきたと考えている。
マクラーレンが独自に展開しているeスポーツプロジェクトの第2シーズンに向けたプロモーションイベントの中で、ノリスは次のように語った。
「マックスのような人とレースをすることで、僕は今シーズンに向けて色々学ぶことができた」
「僕は実際(F1)のトラックでマックスとバトルをしているわけではないけど、今シーズンの終わりか来年にはバトルができるかもしれない。ただ、僕は既にマックスと一緒に(シム)レースをして楽しんでいる時に、彼について学んだんだ」
「(フェルスタッペンが)トラックでどのようにドライブするかを学べるんだ。僕は既にマックスがどう防御するかを学習した。彼はそれがうまいからね」
「彼はオーバーテイクやあらゆる面で、とてもアグレッシブになる時がある。多分それは、シムの中ではミスが許されるからで、いつもと違って少しプッシュすることができるんだ。でも僕はマックスについて学び、知ったことをたくさん持ち帰ることができる」
「僕とレースをしたことで、彼は確実に僕の長所と短所を学んだだろう。でも同時に、仮に彼のレースをテレビで見たことがなかったとしても、彼がどうレースをするか分かる。彼がどうやって僕とレースするのかは、シムをドライブしたことで知ったんだ」
マクラーレンのeスポーツプロジェクト「Shadow project」は、eスポーツを次の段階へ引き上げることを目標としている。昨年のこのプロジェクトには複数のゲーム、プラットフォームから延べ50万人が参加し、優勝したイゴール・フラガはチームのシミュレータ担当に任命された。
マクラーレンはこの第2シーズンがより良く、より規模の大きいものになることを望んでおり、「iRacing」「 rFactor」「Forza Motorsport」「Real Racing 3」といったタイトルのゲームから、最高のドライバーを発掘することを目指している。
ノリスは熱心なゲーマーのひとりとして、このシリーズを注視していて、オンラインのトップレーサーたちの取り組みに日々感心させられているという。
「彼らは皆、とてつもなく速い」
「彼らは練習に必ずしも毎日何時間も費やすわけではないのに、マシンのドライブの仕方、セットアップの仕方、そして多くのことを心得ている。セッションの後にデータを調べてラップタイムを改善するために、彼らを助けるエンジニアさえいるんだ」
「それは単にシムカーをドライブして、シムカーを走らせる方法を学ぶだけではない。彼らは全てを学ぶんだ。追い越しのできる場所とそうでない場所、(前方のマシンに)ついていきやすい場所とそうでない場所、そしてミスを犯しやすい場所などだ」
「ほとんどのことを学ぶんだ。それはとてもクールなことだ。特にマックスのようなリアルなレーサーからは、彼がシミュレータではどのようにドライブするのか、そして実際のトラックと比較してどれほど似ているのかを学ぶんだ」
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