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来年に向け、まだ“変身”を残している? 絶対王者レッドブルに急接近するマクラーレンのノリス「僕たちは“まだまだここから”だ」

ランド・ノリスは、マクラーレンF1チームが「まだまだこれから」であるとして、来季に向けてかなりの伸びしろがあることをうかがわせた。

Lando Norris, McLaren, on the grid before the race

 2023年のF1シーズン後半戦で、レッドブルに次ぐ2番手チームに急浮上したマクラーレン。ランド・ノリスはチームが来季に向けて「まだまだこれから」な状態にあると考えている。

 マクラーレンは今季、オーストリアGPに向けて行なったアップデートによって戦闘力を大幅に向上させた。特に直近2ヵ月の安定感は驚異的で、ノリスは6レース中2位4回、3位1回、5位1回というリザルトを残している。またチームメイトのオスカー・ピアストリもルーキーながら日本GPとカタールGPで表彰台を獲得した。最下位に沈むことさえあったシーズン序盤とは雲泥の差である。

 ライバルであるメルセデスやフェラーリはシーズンを通して安定した戦闘力を発揮することに苦しんでいるが、マクラーレンはアップデート以降、非常に高い水準でのパフォーマンスを維持している。そのため、2024年はマクラーレンこそがレッドブルとマックス・フェルスタッペンの本格的な対抗馬になるのではないかと期待する声もある。

 そういった見通しは現実的なものと言えるのかと問われたノリスは、ポジティブなコメントを残した。

「おそらくそうだと言える。オーストリアでアップグレードして以来、僕はグリッドで2番目にポイントを稼いでいるドライバーになった。確かチームとしても、(オーストリア以降)2番目に点を稼いでいるチームになったと思う」

「もちろん僕たちは大幅に前進していると思うし、レッドブルと戦っていることを考えれば、今年達成したことはとても素晴らしいことだと思う」

「今は史上最も圧倒的なマシンに乗る、史上最高のドライバーのひとりの話をしている」

「僕たちに関して言えば、バーレーンの状況から、レッドブルと戦えるところまで来た。これはとても良い兆しだし、来年に向けては、まだまだ全然、ここからが本番だということも分かっている。だから楽しみだ」

「来年のことを今考えてもしょうがないけど、気楽に考えられているし、チームとしてそういったことができると信じている」

 来季のマクラーレンに期待が寄せられる理由のひとつに、今年7月に稼働した新たな風洞が挙げられる。レッドブルから獲得したロブ・マーシャルなどの新入りスタッフは、その知見を2024年マシンに活かすには加入時期が遅すぎたと言えるが、風洞の存在は大きな影響を与えるだろう。

 ただし、レッドブル側にも優位な点はある。それは2023年シーズンを開幕から圧倒したため、早い段階から開発リソースのほぼ全てを翌年のマシンに注ぎ込むことができたという点だ。

 マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、チームが2023年シーズンに躍進したことで来季に向けて良いスタートが切れたとしながらも、今年夏以降の開発がそれ以上に重要だと考えている。

「来季以降の立ち位置は、今年の状況にも左右される。誰しも今年の立ち位置がスタート地点になるからだ」

 ステラはそう語る。

「ただ(今夏からの)6、7ヵ月でどのくらいのペースで開発できるかがもっと重要だ。このような長い期間をかけるのは、翌年のマシンに向けた開発くらいだ」

「現在エアロダイナミクスやメカニカルの部門で行なっている作業は、スタート地点よりも重要なことだ」

 

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