マクラーレンは無敵なんかじゃない! ノリス、ライバルたちの過剰評価に「みんな事実と違うおしゃべりが大好きだから」
ランド・ノリスは、開幕2連勝を挙げたマクラーレンに対するライバルからの評価はナンセンスだと語った。
Oscar Piastri, McLaren
写真:: Sam Bagnall / Motorsport Images
ナンセンス、ランダム(適当)、クラップ(くだらない)……この3ワードは、ライバルたちからマクラーレンに対して発せられた最近のコメントを表現するために、ランド・ノリスが使った単語だ。
昨シーズン、1998年以来となるコンストラクターズタイトルを獲得したマクラーレン。狩られる側から狩る側へと適応しており、オーストラリアGPではノリスが優勝、中国GPではチームメイトのオスカー・ピアストリが優勝している。
マクラーレンはプレシーズンテストで走り始めた瞬間から、他を圧倒していると言われ続けてきた。そしてノリスとピアストリもドライバーズタイトルの有力候補に挙げられている。
メルセデスのジョージ・ラッセルも2025年に向けて好調なスタートを切ったドライバーのひとりだが、最近になってマクラーレンのマシンはこれまでのレッドブルよりも大きなアドバンテージを誇っており、年間全レースを制する可能性があると示唆した。
フェラーリのフレデリック・バスール代表やドライバーのシャルル・ルクレールも、マクラーレンが他のチームを突き放しているとコメントしている。
しかしノリスは、日本GPを前にそうした評価は正しくないと強調した。
「(マクラーレンが)”無敵だ”みたいなことを言う人たちは……ナンセンスだと思う。彼らはたまにくだらないことを言うのが好きなだけさ」
「そういうことを理解するのがメディアとしての仕事だと思う。ただみんなの言うことを聞いて、彼らの言うことを書くのではなくてね。彼らの言っていることを理解しようとし、彼らが言っていることが事実かどうか証明しなければならない」
「僕はただたわごとを言うこともできるし、君はそれを書くこともできる。でも君次第だ。何が真実なのか、事実を伝えるかどうかは君次第だ。人々が好んで言うようなナンセンスなことを書くだけではなくてね」
Lando Norris, McLaren
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
今や、レッドブルやメルセデス、フェラーリから倒すべきチームだとロックオンされているマクラーレン。しかしノリスは最も遅いチームのひとつであったマクラーレンが目覚ましい方向転換を遂げたことで、チームが先頭を走るという新しい感覚を楽しんでいると主張する。
「1年前までさかのぼれば、レッドブルはまだ今よりずっと先を行っていたと思う。事実としてレッドブルは今の僕たちよりもさらに前を行っていて、ふたりのドライバーが圧倒的な強さを誇っていた。僕たちはとても良い仕事をしていると思うし、だから人々は今、僕たちのことをもっとたくさん話してくれていると感じている」
「それは僕たちがこの1年半でその差をひっくり返したからだろう。でも、昨年の今ごろ、レッドブルが持っていたマシンは、ライバルたちと比べて、今の僕らよりもずっと良かったんだ」
「でも……強力なマシンを手に入れたことで、チームとしていい気分だよ。必ずしも運転しやすいクルマではないけれど、とても強いクルマだし、グリッド上では最強のクルマだ」
「ターゲットにされるのは良いことだと思う。僕たちはまだ慣れていないけどね。メルセデスは5、6年間、ターゲットにされていた。そういうことに慣れるにはもう少し時間がかかると思う。今はまだ、モチベーションを高めるようなものなんだ。僕らが先頭を走っている間、彼らは僕らの後ろにいる」
「今シーズンは良いスタートを切るために、さらに力を注いだと思う。昨年はとてもいい1年だった。今シーズンも、自分たちのアドバンテージを今以上に増やせるように頑張りたい」
「みんなおしゃべりが大好きで、適当なことを言ったり、事実と違うことを言ったりすることも知っている。でも、君たち(メディア)には事実を理解してほしい」
F1日本GPのFP1は、そのノリスがトップタイムをマーク。ただ2番手のラッセルとのタイム差は0.163秒だった。この段階では、ノリスの言うようにマクラーレンが無敵と言えるほどのアドバンテージを持っているとは言えないが、週末を通じてマクラーレンがどんなパフォーマンスを見せるか、改めて注目しておくべきだろう。
マシンの総合力が試される鈴鹿サーキットで、ノリスの言うことが真実なのか、それとも追う立場のライバルたちが正しいことを言っているのか、もっと良く見えてくるはずだ。
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