ノリス、いつかはインディ500挑戦?「可能性がないとは言いたくない。F1以外のことにも挑戦してみたい」
ランド・ノリスは、いつかインディ500に参戦する可能性を否定せず、フェルナンド・アロンソがF1以外のレースで活躍する姿を見て刺激を受けていると認めた。
マクラーレンのランド・ノリスは、いつかF1以外のレースにも挑戦したいという願望を隠さなくなった。インディ500の雰囲気を肌で感じた後、彼は多くのファンの想像力を掻き立てる発言をした。インディ500が彼の視野に入っているというのだ。
当然ながらまだ本格的に挑戦を検討している段階ではないものの、ノリスはフェルナンド・アロンソが挑戦する姿を見て、その挑戦がさらに魅力的に感じられるようになったと認めた。
カナダGPでマシントラブルに見舞われリタイアを余儀なくされた苦難のレースからわずか数時間後、ノリスはインディアナポリスへ向かった。しかしF1カナダGPは、インディ500から3時間後のスタート。当然ながらすでにレースは終わっていたにも関わらずだ。
現地で彼はマクラーレンチームと時間を過ごし、パトリシオ・オワード、ダニエル・リカルド、トニー・カナーンと交流。レースから数日後には、インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)のコースにも訪れた。
ノリスは、今回が初めてのIMS訪問であり、何年も前から実際にこの場所を訪れることを夢見ていたと明かした。
「本当にすごい場所だよ。今回はレースウィークの雰囲気やファンを体験できなかったのが残念だった。あれこそが一番大事な部分だと思うからね。インディアナポリスは、子どもの頃から記憶に残っているサーキットのひとつなんだ。シルバーストンより前から覚えていたくらいだよ。いつもシミュレータで走っていたんだ」
ノリスはIMSのオーナーであるペンスキー・コーポレーションの会長であるロジャー・ペンスキーとともに、サーキット内のミュージアムも見学し、歴代マシンや、2003年のインディ500を制したジル・ド・フェランのマシンも間近で見た。
これは、ノリスにとって”世界最大級のレース”の魅力をさらに感じる体験となったという。
「インディ500は、間違いなく1年で最大のレースのひとつだよ。ここに来て、サーキットの歴史や、すべてがどう進化してきたのかを見るのは本当に素晴らしい」
彼は今回のインディ500を制したフェリックス・ローゼンクヴィストを直接祝福する機会も得た。ふたりは以前からの知り合いだという。
そして当然のように、ノリスには「いつかインディ500に出るのか?」という質問が投げかけられた。そしてノリスは、その可能性を否定しなかった。
「”ない”とは言いたくないね。F1以外のことにも挑戦してみたいんだ。F1は何よりも愛している。でも、バイクも、ラリーも、インディカーも好きだし……モータースポーツ全般が好きなんだよ」
さらに彼は、マクラーレンの”トリプルクラウン”の歴史や、フェルナンド・アロンソが行なってきた挑戦が、自身の興味をより強くしていると認めた。
「インディ500は、マクラーレンにとってトリプルクラウンの一部だからね。僕はすでにモナコを勝っているから、一つは達成している。正直、これまでトリプルクラウンを本気で目指そうと思ったことはなかったけど、すでに一つチェックはつけたわけだ」
そして、そこでアロンソの名前が挙がった。
「フェルナンドが挑戦しているのを見たりすると、より魅力的に感じるんだ。だから、将来どうなるかは分からないよ」
ノリスの発言は、近年ますます多くのF1ドライバーが他カテゴリーへの興味を示している流れとも重なる。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今年ニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、アロンソはル・マン、デイトナ、ダカールなど数々のカテゴリーに挑戦してきた。さらにノリス自身も、F1デビュー前の2018年にデイトナ24時間レース出場し、アロンソとチームメイトになった経験がある。
もちろん、現在のノリスはF1とマクラーレンでのタイトル争いに完全に集中している。しかし今回のインディアナポリス訪問によって、いつか彼がインディ500優勝争いに加わる姿は、もはや”あり得ない光景”ではなくなったのかもしれない。
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