ランド・ノリス、ハミルトン移籍騒動前に契約更新も「マクラーレン残留に悔いはない」
ランド・ノリスはルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍に端を発するドライバー市場の状況変化より前に、マクラーレンと契約を延長している。しかしそのことに悔いはないと彼は語った。
マクラーレンのランド・ノリスはルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍に端を発するドライバー市場の状況変化より前に契約延長を決めたことについて、後悔はしていないと語った。
2月初旬にハミルトンが2025年のフェラーリ加入を発表し、F1のドライバー市場は大きく状況が変化した。ただこの直前にはランド・ノリスがマクラーレンとの契約延長を決めていたため、ハミルトンの後を継ぐドライバー候補からは外れているのが現状だ。
ただmotorsport.comの調べでは発表タイミングこそハミルトンの少し前だったものの、ノリスとマクラーレンはそれよりも随分前に新しい契約にサインしていたため、見た目ほどにはタイトなタイミングでの決定ではなかったことが分かっている。
ハミルトンの移籍発表後、ドライバー市場はそれまでと状況が大きく変わった。ノリスは結果的に2025年のメルセデス加入の線が無くなっているわけだが、マクラーレンと契約を延長したことに悔いはないと語る。
「いや、僕はとても満足しているんだ。待つこともできたけど、僕は選択した」
バーレーンテストでノリスはそう語った。
「チャンスがやってくる可能性はあると分かっていた。僕は当時、昨年から今年にかけて、もしくは今後数年に何が起こる可能性があるのか理解していたんだ。だから、どの面からも後悔はない」
なおmotorsport.comの調べではノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリはハミルトンの移籍計画が進んでいることをもう少し前から知っていたようだった。
しかしマクラーレンが2023年に示した急速な進歩や新設の風洞設備、レッドブルやフェラーリからの重要人物の引き抜きなどが、ノリスに残留を確信させた。
「僕はチームに自信を持っているし、これまでに成し遂げてきたことや、この先成し遂げられるだろうことを信じている。今いる所にとても満足しているんだ」
「もちろん、僕らが達成したいと思っている目標をもっと成し遂げられれば、さらにハッピーだ。でも大事なのは、僕は一緒に過ごしている人達との時間を楽しんでいるということなんだ。僕にとっては、それが人生の大きな一部になっている。僕は今いる場所を楽しみたい」
「それはチームとして改善を試みていくと同時に、皆のことを知り皆で頑張っていく上で大事なことだと思う。皆がF1でトップチームになるという目標に到達する力を持っている。だからとても満足しているよ」
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