F1初開催のムジェロ、やはり追い抜きは難しい?「予選は楽しみだけど……」とノリス
ランド・ノリスは、F1が初開催されるムジェロ・サーキットが“最高の”レーストラックであるとしながらも、オーバーテイクが起きる可能性は低いだろうと考えている。
写真:: Ferrari
イタリアのムジェロ・サーキットは、新型コロナウイルスの影響を受けた今季のF1カレンダー変更によって、歴史上初めてF1を開催することとなった。ただマクラーレンのランド・ノリスは、このサーキットで多くのオーバーテイクを見ることは難しいだろうと語った。
F1はここまで2020年シーズンに開催する13レースの日程を明らかにしているが、第9戦にはムジェロでのトスカーナGP、第13戦にはイモラでのエミリア・ロマーニャGPが予定されている。いずれもイタリアのクラシックサーキットであり、ムジェロはF1初開催、イモラは14年ぶりのF1開催だ。
ノリスはイタリアF4に参戦していた2015年に、ムジェロとイモラの両方でレースをしている。彼はムジェロのコーナーがドライバーにとって肉体的にチャレンジングである一方で、追い抜きの機会は少ないと語った。
「楽しみにしているよ」とノリスは言う。
「ムジェロは2015年にイタリアF4でレースをした。とてもクールな経験だった」
「シケインのようなタイトなコーナーがなくて、高速、あるいは中高速のコーナーが多い。ある意味ではオーストリアのようだけど、ビッグブレーキングをするところはないんだ」
「こういった高速、中高速コーナーはドライバーの身体能力が限界まで試されるし、F1がこういったコーナーでどれだけ速いかという点でも、限界への挑戦になる」
「レースには最適ではないかもしれない。ターン1から最終コーナーまでの間でどれほどオーバーテイクが見られるか分からないから、ある意味ハンガリーと同じような感じになるかもしれない」
「でも、同時にここは最高のトラックでもある。予選は驚異的なものが見られると思うよ」
「新しいトラックというのは、常にワクワクするもの。久しぶりだったり、今のカテゴリーでは初めてという場合でもそうだ。これまでとは違う何かがあるからね」
「セットアップをどうすればいいか正確に把握しているわけではないから、少し不安定な立場にあるかもしれない。それはよりチャレンジングなものだし、エキサイティングなことだと思うよ」
また、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーもノリスの意見に同調し、ムジェロでのレースはチャレンジングなものになるだろうと語った。
「私は1997年にムジェロでレースをしたことがある」
「素晴らしいサーキットだった。レイアウトもほとんど変わっていないと思う」
「速くてキツいサーキットだし、実力が試されるサーキットだと思う。私は今季のカレンダーに加えるには良いサーキットだと思った」
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