厳しい1年だったマクラーレンF1。トップ3チーム以外で唯一の表彰台を獲得するもノリス「ひとつでは十分じゃない……僕らは良い仕事ができなかった」
マクラーレンのランド・ノリスは、2022年シーズンにトップ3チーム以外で唯一表彰台に上がったドライバーだが、1回表彰台を獲得するだけでは「十分じゃない」と語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
マクラーレンのランド・ノリスは、2022年シーズンをランキング7位で終えた。そのハイライトは、第4戦エミリア・ロマーニャGPの3位表彰台であろう。これはシーズンを通してトップ3チーム以外で唯一の表彰台獲得となったが、ノリスは「十分な結果じゃない」と語っている。
今シーズンはレギュレーションが大きく変わったこともあり、勢力図が大きくシャッフルされる可能性があると言われていた。しかし最終的には、ほとんどのレースでレッドブル、フェラーリ、メルセデスの3チームが表彰台を独占。メルセデスが大きく失速していたとはいえ、トップ3チームの面々は大きくは変わらなかった。
そんな中でトップ3チーム以外で唯一表彰台を獲得したのが、マクラーレンのノリスである。このことが意味するところを尋ねられたノリスは、「ほんの少しね」と答え、次のように答えた。
「表彰台は、常に何かを意味している。それは僕にとっても何かを意味している、チームにとっても何かを意味している。でも、ひとつじゃ十分じゃないよね」
「ひとつは、僕らは幸運で表彰台を手にしたと思えるということだ。それが全てだ。僕は常にそこにいるに値すると感じたいと思っている。僕らは、表彰台を手にするのに十分な速さはなかった。目指していた場所からはかなり離れたところにいたんだ」
「でも、1回じゃ足りない。チーム全体として、十分な仕事はできなかった」
ノリスはトップ3チーム6人のドライバーに次ぐランキング7位となった。しかしマクラーレンとしては、コンストラクターズランキングでアルピーヌに敗れ、5位となった。
ノリス曰く、今季のマシン『MCL36』は自身のドライビングスタイルに合わなかったという。それはチームメイトのダニエル・リカルドにはより顕著に現れ、ノリスが122ポイントを獲得したのに対し、リカルドは37ポイントしか手にできなかった。
ノリス曰く、マクラーレンの今季のマシンが抱えていた問題は「新しいこと」ではなく、チームとしても非常に厳しいシーズンに耐えてきたと語った。
「厳しいと思った。僕らにはかなりの浮き沈みがあったんだ。アブダビでは、非常に良い週末を過ごした。でもその前のブラジルでは、シーズン中でも最悪と言える週末を過ごした」
「僕らの戦闘力は過去最大の低かった。最後の2戦で、今シーズン最も大きな浮き沈みを経験したかもしれない」
「僕らには、まだまだ多くの理解しなければいけないこと、学ばなきゃいけないことがある。そして来年は、一歩踏み出す必要がある」
「みんながそうなるよう努力しているように感じる。その結果がどうなるか……時間が教えてくれるだろう」
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