F1デビュー時の心の不調さらけ出したノリス、その言葉が「同じように苦しんでいる人たちを助けられるのは誇り」
ランド・ノリスは、F1でメンタルヘルスに問題を抱えたことを包み隠さず話したことで、他の誰かを助けることができたのではないかと考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2019年にマクラーレンからデビューして以来、そのユーモラスなキャラクターもあって人気を博してきたランド・ノリス。しかし彼はデビュー当初、F1ドライバーとしてのプレッシャーに苦しんできたと公言している。
特にデビュー初期のレースでは、パフォーマンスを発揮できなければシートを失うリスクがあったため、そのプレッシャーに対処するのは並大抵のことではなかったようだ。
しかし、ノリスは自分が直面した問題を抱え込むことなく、周囲に助けを求めたため、現在はより良い精神状態を保つことができている。これは人生の中で問題に直面している人たちにとって、ある種の道しるべとなるかもしれない。
ノリス自身も、自らの経験を正直に話すことで、自分にも他人にも利益をもたらすことができると考えている。
「多くの人たちがそういたことについて正直に話してくれること、そしてそれが他の人のためにもなることを嬉しく思っている」
「それがマイナスになることはないと思う。もし多くのファンがいて、自分の発言に耳を傾けてくれるなら、発言をすることは良いことしかない。同じように苦しんでいる人たちを助けることもできる」
そう語るノリスは、ファンからの生の声を聞き、自らの発言が好影響を与えていることを実感したという。
「喜んで、自信を持ってそういった発言ができる人間になれたことを、僕は嬉しく思うし、誇りに思う」
「こういったことを話すのが良いことだと思わせてくれたひとつの要因は、僕のファンやフォロワーが(自分の発言が周囲に好影響を与えていると)ほのめかしてくれたことだ」
「僕が公的に発言する前から、一部のファンはそれがどれだけ助けになるか、どれほどの影響があるかについて話してくれていた。そうしているうちに、僕は何千、何百の人に与えられる影響はとても大きなものだと分かってきた」
「誰かの精神状態を良くするのに僕が役立っているというメッセージを受け取った時の気分は、それはそれは素晴らしかった」
「そういった経験をすればするほど、F1にいる自分が与えることのできる影響力が大きいことに気付いた」
「だからこそ、世界中の人たちを助けるためにも、もっと公に話した方がいいと思ったんだ」
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