僕は最低のドライバー……ノリス、最終ラップでペレスに屈しランキング争いでも敗北
ランド・ノリスは、アブダビGPの最終ラップでセルジオ・ペレスに敗れて8位になったことを悔しがっており、自身を「最低のドライバー」だと表現した。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1最終戦アブダビGPのレース終盤、マクラーレンのランド・ノリスは中団最上位の7番手を走行していた。ソフトタイヤを早々に交換し、ハードタイヤを労わりながら周回を重ねるノリスに対し、フレッシュなハードタイヤを履いてプッシュするセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が迫っていた。
終盤はノリスとペレスによるドッグファイトに。ノリスはなんとかペレスを抑えていたが、最終ラップの2本目のバックストレートエンドで力尽き、逆転を許して8位に終わった。
ノリスはレース後、ペレスに対するディフェンスが十分ではなく、「フェアすぎた」と表現した。
「彼はバックストレートエンドのターン11でアウトに回って僕をかわした」とノリスは語った。
「もちろん僕はインサイドに入って防ごうとしたけど、彼は僕よりはるかに状態の良いタイヤを履いていた。僕はロックアップして愚かなことをしてしまいそうで少しナーバスになっていたけど、とにかく(順位を守るのに)十分な力がなかったんだ」
「十分に気持ちを切り替えることができなかった。レースを通してリラックスしていて、慎重にドライブしてタイヤの面倒を見ていた。でもバトルになった瞬間、ドライビングをアグレッシブに変える必要があった」
「そして僕はそれができなかった。『彼はアウトに回るから、ブレーキを離しつつ彼にスペースを与えないようにしないと』と考えたりできなかった」
「僕は最低なドライバーだ。今日僕が倒すべきドライバーは彼(ペレス)だけだったのに、それができなかったんだ」
「だから僕はイライラしている。それ以外は良いレースだったと思うけど、その瞬間で全てが台無しになってしまった」
というのも、最終戦を迎えた時点でノリスは、45ポイントでドライバーズランキング11番手につけており、46ポイントで10番手につけるペレスを1点差で追っていた。つまり、ノリスは最終ラップでペレスにかわされたことにより、7番手のポジションだけでなく、ランキング10位の座もその手からこぼれ落ちてしまったというわけだ。
ノリスはさらにこう続けた。
「残り5、6周あたりから彼を抑え込んでいたけど、レーシングポイントのマシンはストレートでものすごく速かった。しかも僕より良い状態のタイヤだったんだ」
「今日僕がしたことのほとんどに満足しているし、それは良いことだと思うけど、たったひとつのミスで全てをダメにしてしまった」
一方のペレスは、ノリスとのホイール・トゥ・ホイールのバトルを通して、彼の動きを称賛した。
「彼は素晴らしいと思う。まだ若いのに、アグレッシブかつフェアな戦いができる」とペレスは語った。
「彼のようなドライバーと戦うことは素晴らしいことだ。接近していても常にフェアで、接触することは決してないんだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments