ノリス、強盗被害からF1母国戦挑むも「完璧なコンディションじゃない」と認める
マクラーレンのランド・ノリスはサッカーのユーロ2020決勝を観戦後に強盗被害に遭った。そして、F1イギリスGPの開幕を迎えた今も、完璧なコンディションとは言えないと語った。
Lando Norris, McLaren, on the grid, ahead of the 2022 Formula 1 car unveiling
Charles Coates / Motorsport Images
2021年7月11日、マクラーレンF1のランド・ノリスは、イギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行なわれていたサッカーのユーロ2020決勝を観戦していた。しかし彼は試合終了後に強盗に遭ってしまい、約600万円するリシャール・ミルの腕時計を盗まれる被害を受けた。
チームの声明ではノリスはこの事件で“動揺”し、時計を奪われた以外の被害はなかったと説明している。しかしノリスは、16日から始まる第10戦イギリスGPを直前にしても、まだ事件のことを完全には忘れられてはおらず、影響が残っていることを認めた。
「ありがとう。僕は大丈夫だ」
ノリスは事件の影響などについて訊かれると、そう答えた。
「たぶんまだ完璧な状態ではないと思うけど、落ちついている」
「シルバーストンに来られて、心を落ち着けて仕事に集中できているのは本当に良かったと思う。ここに来ることができて本当にワクワクしているんだ。明日は問題ないと思うよ」
ノリスにとって母国戦となるイギリスGP。今回はイギリス政府による試みも相まって、14万人とほぼ満員の観客が入っての開催となるため、彼はファンからの応援によるサポートも期待できる。
15日(木)にはプロモーション用の撮影を行なったノリスだが、彼はコロナ禍の中で遠くなっていたファンとの距離が再び近くなったことを歓迎していると語った。
「ファンが居てくれて、もう今から素晴らしいよ」と、ノリスは言う。
「さっきマシンに乗って何周かしてきたんだけど、スタートラインのグランドスタンドには人がたくさんいて、応援してくれていた」
「こうした感覚を取り戻すのは素晴らしいことだ。僕らは長いことこうした感覚を失っていたからね」
今季のノリスは、前戦オーストリアGPで2位表彰台を獲得するなど好調ぶりが続いている。そして母国戦には、ランク3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)から僅か3ポイント差のランキング4番手で臨む。
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