ノリス、敬愛するバレンティーノ・ロッシをモチーフにした特別ヘルメットを着用へ

　ランド・ノリス（マクラーレン）はF1第13戦イタリアGPで、MotoGPで7度のタイトル獲得を誇るレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシをモチーフとした特別ヘルメットを使用する。

　ノリスはこれまでにロッシのファンであることを公言しており、8月末に行われたMotoGP第12戦イギリスGPを訪問した際は、憧れのロッシと対面し喜びを見せていた。

　そうした中、特別ヘルメットを用意した背景には、ロッシの母国であるイタリアでのレースで彼に敬意を表したい、という思いがあったようだ。

　今回の特別ヘルメットには、ロッシのトレードマークである太陽のロゴがあしらわれており、彼がここ数年使用しているブルーと蛍光イエローでペイントされている。

　ノリスはmotorsport.comのインタビューに次のように答えた。

「僕はこれまで、自分のキットを作ることが大好きだった」

「カート時代にはデザインの違うヘルメット、レーシングスーツとブーツ、ステッカーキットを複数持っていた。フォーミュラカーレースの世界では、できることが制限されてしまうけど、僕は出来ることなら今でもスペシャルヘルメットやブーツなどを作りたいんだ」

「僕は結構前にバレンティーノと、ソーシャルメディアでこのことについて話をしたんだ。これをやっていいのか彼に尋ねる必要があったからね」

「これはバレンティーノとの繋がりがあったからこそ実現したことだし、今回のレースをより特別なものにするチャンスだ。彼は僕が昔から尊敬していた人で、いわばヒーローだ」

「だからこのスペシャルヘルメットは何よりも彼に対する敬意の表れなんだ」

　ノリスは今季デビューを果たすにあたり、ロッシのゼッケンナンバーである46番をカーナンバーとして使用することもできたが、彼の真似をすることはしたくないとして、4番を選択している。

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