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ノリス、マクラーレンのチームオーダーには“ひとまず”納得。序盤リカルドの”我慢”に理解示す

ランド・ノリスはF1アゼルバイジャンGPでチームオーダーの関係で僚友のダニエル・リカルドの後ろでのフィニッシュとなった。彼は今回の決定については受け入れているものの、チームとは話をするつもりだと語った。

Lando Norris, McLaren MCL36, Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1第8戦アゼルバイジャンGPを、マクラーレンはダニエル・リカルドが8位、ランド・ノリスが9位とダブル入賞で終了した。終盤にはチームオーダーによる指示も発生したが、ノリスはこれを受け入れている様子だ。

 ノリスとリカルドは決勝レースのスタートタイヤにそれぞれミディアム、ハードを履き、異なるタイヤ戦略を選択。リカルドはハードタイヤながらも序盤からノリスの後方を良好なペースで走っていたが、ピットストップの前には、追い抜くチャンスがあっても待つように伝えられていた。

 レース33周目の2度目のバーチャル・セーフティカー(VSC)導入時までハードタイヤで引っ張ったリカルドはここでピットイン。VSCによりピットロスが少なくなったことで、リカルドはノリスの前に出ることに成功した。

 そしてレース終盤、ミディアムタイヤに履き替えたリカルドはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をノリスを従えて追いかけていた。しかしノリスはこの際、リカルドを追い抜いてアロンソにアタックできないかとチームに要求していた。

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 しかしチームはポジション維持を指示。ノリスはあきらかに不満を示していたが、それを受け入れてリカルドが8位、ノリスが9位という結果になった。

「とてもシンプルなことだったと思うよ」

 チームオーダーについて説明を求められたノリスはそう答えた。

「僕がピットに入る前、ダニエルは僕を追い越す事ができたラップがあったけど、そうはしなかった。彼は僕がピットに入るまでにガスリー(ピエール・ガスリー/アルファタウリ)をディフェンスするように言われていたと思う。でも僕は次の周にピットに入った」

「だから彼は僕の後ろで1周留まったことがあったんだ。それで僕はそのお返しに、彼を追い抜かなかったんだ」

「ターン1では並びかけていたから、追い抜くこともできたと思う。抜くか抜かないかはタフな判断だった。ハードタイヤを履く僕のペースの方が良かったと思う」

「僕はチームとして決定された戦略に従ったんだ。彼はVSCでのピットストップにラッキーがあったから、最後はミディアムで出てきた。だからペースも備わっていて、フェルナンドにもっと上手くアタックする事ができたんだろう」

「チームとして、今日はいい仕事をしたと思うし、ポイント圏内でフィニッシュするという思惑どおりにできたと思う」

 そうして、チームオーダーを受け入れる様子だったノリス。ただしその決定を受け入れるのは簡単ではなく、より大きな期待を抱いていたことも認めている。

Fernando Alonso, Alpine A522, Lando Norris, McLaren MCL36, Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

Fernando Alonso, Alpine A522, Lando Norris, McLaren MCL36, Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images

 ノリスは、チームとはレースがどう行なわれたかを話し合うだろうと言及。彼はリカルドが自身を追い抜かなかった時も、実際には何かを犠牲にしたわけではないと指摘している。

「正直、今日のフィニッシュが8位だろうと9位だろうと、世界の終わりというわけじゃないし、そこまでの違いはない。僕らはただ、できる限り上のポジションでフィニッシュすることを望んでいるんだ」

「でも僕らが置かれていた状況の違いも理解している。ダニエルは僕の後ろでピットインを待つ1周があった。そして僕としては、その1周でなにかが変わったとは思っていない。(待たなくても)彼は恐らくフェルナンドの後ろにいただろう。VSCでのピットストップチャンスを得ただけだよ」

「だから、僕は結局普通のポジションでレースをしていただけだと思う。僕らが序盤にやったことの結果なんだ」

「それが助けになるとも思っていたんだけど、そうはならなかった。そして結果的に、僕らには失うものも、得るものも無かったということだ」

 なおリカルドはチームオーダーにより得をしたことは認めているものの、ノリスを前に出したとしても、アロンソを追い抜く事はできなかっただろうと見ている。

「ハードタイヤは優れた選択だったと思う」と、リカルドはレース戦略を振り返った。

「僕らは序盤に速さを発揮していた。チームオーダーもあったしね」

「終盤、ランドはハードタイヤでより速かったけど、そこでもチームオーダーがあった。だからどっちもどっちだった」

「レース序盤にはDRSの恩恵があって、そこでは簡単に追い抜けたと思う。終盤には彼も同じだったと思うし、多分オーバーテイクができただろう。だからお返し、みたいなものだったんだと思う」

「ともかく、もし彼を前に行かせていたとしても、フェルナンドには何もできなかったと思う。レース序盤にランドがターン16でオーバーテイクできていなかったのを見ていたし、チームの結果が変わったとは思えない。8位か9位だったと思うよ」

 
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