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アルピーヌ、モナコでオコン3位の大戦果。アップデート入れ好調も「落ち着いてかないとね」と本人は冷静

アルピーヌのエステバン・オコンは2023年のモナコグランプリで単位を獲得。2年ぶりの表彰台を獲得したが、チームは不調を脱却するために、まだ地に足をつけておく必要があると語った。

Esteban Ocon, Alpine F1 Team A523

写真:: Alpine

 エステバン・オコン(アルピーヌ)はF1第7戦モナコグランプリで3位表彰台を獲得。久しぶりの好結果を獲得しているが、まだチームは不調から脱却するために地に足をつけておく必要があると語った。

 オコンはモナコグランプリの予選で渾身の走りを見せてポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.188秒差の4番手タイムを記録。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がグリッド降格ペナルティーを受けたことにより、レースは3番手からのスタートとなった。

 決勝レースでオコンは、その3番手の位置を終盤まで守り続け、ルイス・ハミルトンに迫られた後もそれを退け、優勝した2021年ハンガリーGP以来となる表彰台を獲得した。

 今回アルピーヌはチームメイトのピエール・ガスリーも7位入賞を記録。ポイントをかなり積み増すことができた。今季は序盤戦の戦いぶりに対し、CEOのローラン・ロッシから批判の声も聞こえていたため、チームとしてまずはホッとできる結果と言えるだろう。

 オコンはそうしたロッシCEOのコメントなどに対して、真正面からコメントを返すことには消極的だった。今回の好結果を受け、再びその件についてコメントを求められたオコンだったが、言及は避けている。

「皆喜んでる。F1は予測不可能なものだからね。何が起こるか分からない」とオコンは言う。

「今は争いも凄くタイトだし、ペースが少し上がれば週末は一変してくる可能性があるんだ。今週末は素晴らしかったし、良い準備ができていたよ」

「これまでも言い続けてきたように、僕らはプッシュし続けてるんだ。信じることもやめたりはしない。今回の表彰台は、この後たくさんとれるうちの、最初の1回になってほしいね」

 アルピーヌはモナコGPでサスペンション、フロアの微修正から、サイドポンツーンのインレットに新しいパーツを投入するなど、様々なアップデートを施していた。

 オコンにこうしたアップデートが今季の転換点になるかどうかを聞くと、彼はまだ地に足を付けて進めて行く必要があると控えめに語った。

「ここはコース特性の面でも凄く特殊なコースだからね」

「でも、明らかにクルマはより生き生きとしているように感じられた。今週末は自信をもってスタートできたんだ」

「いくつかアップデートを持ち込んでいたけど、小粒なモノだったと思う。でもどれも正しい方向に向かっていると思うよ。フィーリングはたしかに良かったし、改善の兆しだと良いね」

「僕らは地に足を付けて進む必要があるし、来週(スペインGP)僕らの立ち位置が分かってくるだろう。良いテストになってくれると思う」

 
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