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F1初優勝のオコン、王者ハミルトンに立ちはだかったアロンソに感謝「この勝利は彼のおかげでもある!」

アルピーヌのエステバン・オコンは、ハンガリーGPでF1初優勝を手にできたのは、チームメイトのフェルナンド・アロンソのおかげだと語った。

Fernando Alonso, Alpine F1, congratulates and celebrates with Esteban Ocon, Alpine F1, 1st position, in Parc Ferme

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 アルピーヌのエステバン・オコンは、大波乱となったF1ハンガリーGPでトップチェッカーを受け、F1初優勝を手にした。オコンが優勝できたのは、スタート直後に大混乱が起きたこと、そしてメルセデスのルイス・ハミルトンが赤旗中断からのレース再開時にピットストップしなかったことが大きいが、それ以上に大きかったのは、チームメイトのフェルナンド・アロンソが10周にわたってハミルトンを抑え込んで”くれた”ことだったと、感謝の言葉を述べた。

 ウエットコンディションでのスタートとなったハンガリーGPの1周目、ターン1でバルテリ・ボッタスが止まりきれなかったことで、マクラーレンのランド・ノリスに追突。これが発端となり、多重クラッシュが発生し、いきなり5台のマシンが姿を消すことになった。

 これで赤旗中断となったが、レース再開時には全車がインターミディエイトタイヤでコースイン……しかしコース上は乾いていると判断したハミルトン以外の全車が、グリッドに向かわずにピットインし、ドライタイヤに交換。ハミルトンただ1台のみが、グリッドから再スタートを切ることになった。

 ハミルトンは1周目終了時点でピットインしタイヤを交換するが、コースに戻った時には最後尾。ハミルトンも驚きを隠さなかった。

 その後ハミルトンは猛烈なペースで追い上げたが、その前に立ちはだかったのがアロンソだった。アロンソは、2度目のピットストップを行なってミディアムタイヤを履きトップよりも3秒近く速く走るハミルトンを、10周にわたって抑え込み、これが結局は、オコンがハミルトンに攻められることを防ぐことになったのだ。

 そしてオコン自身も、レース中ずっとセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)を抑え続け、F1初優勝。チームとしても、名称がロータスだった2013年以来の勝利ということになった。

 オコンはレース後、アロンソの”サポート”に最大限の敬意を払い、F1初優勝を喜んだ。

「なんて瞬間なんだ!」

 そうオコンは語った。

「とても気分がいいよ。ルノー・グループが(チームとして)F1に戻って以来、初めての勝利だ。今シーズンは、難しい時期もあった。でも、チームと一緒にそれを乗り越えたんだ。シルバーストンで、本来いるべき場所に戻ってくることができた」

「そして今日、言うべきことがみつからないよ。素晴らしいことだ。フェルナンドにもおめでとうと言いたい。この勝利は、彼の戦いのおかげでもあると思う。チームワークの勝利だ。素晴らしい1日だったと思う」

 アロンソは、チームメンバーと喜ぶオコンをパルクフェルメで待ち、一連の祝福が終わるとオコンを抱き上げて喜んだ。

 オコンは、素晴らしいコンビを組むことができたと、改めて語った。

「僕らは一緒に働いている。チームの改善に取り組み、前の集団に追いつけるようにチームをプッシュしている」

 そうオコンは語った。

「彼と働くようになる前に、色々な人がフェルナンドについてたくさんのことを教えてくれた。でも、全てのことが間違っていたよ。彼は、仕事をする上で素晴らしい人だと言えると思う。共に働くことを、本当に楽しんでいる」

 優勝したオコンだが、少し前を振り返ると、大いに苦戦していた。予選Q1落ちが続くなど、アゼルバイジャンGPからオーストリアGPまで、4戦連続でポイントを獲得できなかったのだ。

 オコンはそんな厳しい状況にも関わらず、彼を信頼し、共に乗り越えてきたチームに感謝の言葉を語った。

「Q1で敗退してしまった時……予選17番手に終わった時には、自分がどこにいるか分からなかった。でも、チームは信頼し続けてくれた」

「僕らは本来いるべき所に戻ってこられた。それは素晴らしいことだと思う。セブはレース中ずっととても速かったから、僕は大きなプレッシャーに晒された。でも、僕らはなんとか彼を抑え続けることができた。大変な努力が必要だったよ」

 

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