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トップを走るより中団争いの方が難しい? F1初優勝のオコン、GP3以来久々の勝利も「勝てなくたった腕が鈍っていたわけじゃない」

大混乱のF1ハンガリーGPでF1初勝利を挙げたアルピーヌのエステバン・オコンは、GP3時代以来6年間、勝利からは縁遠かったものの、自分の腕が鈍ったと感じていたわけではないと語った。

Esteban Ocon, Alpine F1, celebrates on the podium

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

 雨が混乱をもたらしたF1第11戦ハンガリーGPでF1初勝利を挙げたエステバン・オコン(アルピーヌ)は、2015年のGP3以来長きにわたって勝利から遠ざかっていたものの、その間も”腕が鈍った”とは感じていたわけではないと語った。

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 8番グリッドからスタートしたオコンは、5台が姿を消したオープニングラップでの多重クラッシュと、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の戦略ミスによって5周目にトップに立つと、その後はレースをコントロールしF1初優勝を遂げた。

 オコンは、レースの大半でセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)との首位争いを繰り広げ、DRS圏内のベッテルを抑え続けた。チームメイトのフェルナンド・アロンソも、後方から猛追するハミルトンを10周に渡って抑え込み、オコンの勝利をアシストした。

 オコンがF1でリードラップを記録したのも今回が初めてで、勝利という意味では2015年5月にスペイン・カタルーニャサーキットで行なわれたGP3ラウンド1以来のことである。

 6年以上首位争いをしていなかったものの、オコンはトップを走る腕が鈍ったとは感じなかったとレース後に語った。

「ご期待に沿えなくて申し訳ないけど、腕が鈍ったと感じていたわけじゃないよ。でも、今回のように前で戦って後ろのライバルをいなす方が、僕らが(普段)している中団争いよりも簡単だった」とオコンは言う。

「そっちの方がかなり厳しいよ。だから、F1にいる時は常に良いトレーニングができている。前で起きていることよりも、中団争いの方がよっぽどタフだ」

「セブ(編注:ベッテルの愛称)は、ハードにプレッシャーをかけてきた。お陰で難しいレースになったけど、前でクリーンに走れていれば、このサーキットならペースをコントロールできるのは自分の方だ」

 ベッテルは、チェッカー後の無線でオコンよりも速く走れたと感じていたと語り、オコンを抜ききれなかったことに不満を隠せない様子であった。

 2番手でフィニッシュしたベッテルは、レース後の車検で既定量を下回る燃料しか回収できなかったとして失格裁定が下された。しかし、アストンマーチンがこの裁定を不服として提訴する姿勢を見せているため、暫定結果となっている。

Esteban Ocon, ART Grand Prix

Esteban Ocon, ART Grand Prix

Photo by: GP3 Series Media Service

 今回の優勝は、今年から刷新されたアルピーヌブランド、そして2016年にルノーがチームを取得してから初の勝利。イギリス・エンストンにファクトリーを置く同F1チームとしても、”ロータスF1チーム”の名で参戦していた2013年開幕戦オーストラリアGP(キミ・ライコネン)以来の勝利となった。

 結果として勝利を挙げたオコンだが、スタンディングでのリスタートの際にグリッドへ向かわず、ウェットタイヤからドライタイヤに交換するためにピットインする判断が間違っていたのではないかと危惧していたという。

 しかし実際には、首位のハミルトンはインターミディエイトタイヤのままグリッドへ向かったが、オコンを始め多重クラッシュを生き残ったそれ以外の全車がピットへ飛び込んだ。その結果、ハミルトンのマシン1台のみが、グリッドからシグナル発進をするという奇妙な展開が生まれた。

 オコンはドライタイヤへの交換を「難しい決断」だったと表現し、「いつもルイスは決断を間違わない」と語った。

「彼が間違った決断を下すところは見たことがない。だから2番手なのにピットインすることは、最初はちょっと辛かった」とオコンは言う。

「でも僕らは前に行けたのだから、やってよかったと思う。みんなも素晴らしいピットストップをしてくれたよ」

「セバスチャンはピットストップで遅れたから、それが明暗を分けたのだと思う。結局彼らは、アンダーカットをしようとするしかなかったからね。ガレージのみんなは最高の仕事をしてくれた」

 
 

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