これぞF1ドライバー! エステバン・オコン、アルピーヌA110でカート場を爆走。タイトなコースで電動カートのタイムを2秒上回る凄ワザを披露
F1日本GPを前に、アルピーヌのF1ドライバーがシティサーキット東京ベイにやってくるイベント『アルピーヌF1チーム MEET THE DRIVER』が行なわれ、エステバン・オコンが市販車のアルピーヌA110でカートコースを疾走するパフォーマンスを見せた。
F1日本GPの開幕が迫る4月2日、東京都江東区にあるシティサーキット東京ベイにて、アルピーヌのF1ドライバーが来場するイベント『アルピーヌF1チーム MEET THE DRIVER』が実施され、レギュラードライバーのエステバン・オコンとリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンが姿を見せた。
メディアやVIPを集めて行なわれたこのイベントでは、ドライバーの到着が遅れる中、ドゥーハンの父で2輪ロードレース界のレジェンドであるミック・ドゥーハンがサプライズ登場。息子の幼少期のエピソードや、日本での思い出などについてトークを繰り広げた。
その後オコンとドゥーハンがアルピーヌA110で来場すると、まずはドゥーハンがシティサーキット東京ベイのEVカートでデモンストレーションランを実施。イギリスのカート選手権を制したこともあるというチームスタッフと2名で走行した。ドゥーハンはEVカート特有のフィーリングに手を焼いた様子だったが、さすがのテクニックを見せつけ「乗るのはトリッキーだったけど、まだ走っていたかったし、こんな素晴らしい施設に来られて嬉しい」と感想を述べた。
Jack Doohan, Alpine
写真: Kan Namekawa
その後、オコンとドゥーハンが事前に寄せられていた質問などに答えるトークセッションが行なわれ、イベントは佳境に。最後にはなんと、オコンがA110 R TURINIに乗り込んでカートコースを疾走するという驚くべきパフォーマンスが披露された。
シティサーキット東京ベイはタイトでコンパクトなカート場であり、4輪の一般車が走行するにはあまりにも狭い。しかしオコンはそれをものともせず、シャープなブレーキングとコーナリングで機敏にコースを周回した。自動車とカートではパワーの差があるとはいえ、ドゥーハンがEVカートで記録したタイムを約2秒上回って見せたのは、さすがのドライビングテクニックと言えた。
走行を終えたオコンは、「狭いコースでタイトなコーナーも多かったけど、このクルマはよくやってくれた。コーナーを曲がる時は常にフルロックしているような状態だった。小さい時にカートで走っていたのを思い出したよ」とコメント。オコンにタイムを破られた格好のドゥーハンも「大黒で走った時にタイヤを残しておいて良かったよ!」とジョークを飛ばした。
写真: Kan Namekawa
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