引退レース相手はやりにくい? オコン、ベッテルと序盤バトルも「接触はしたくなかった!」
エステバン・オコンはF1アブダビGPでセバスチャン・ベッテルと序盤に争うシーンが続いたが、ベッテルの引退レースということもあり、多少の“やりづらさ”を感じていたと明かした。
写真:: Alpine
2022年のF1最終戦アブダビGPで、エステバン・オコン(アルピーヌ)はセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とのバトルを演じたが、多少のやりづらさがあったようだ。
4度のF1チャンピオンを誇るベッテルだが、彼は今年限りでの引退を表明しており、アブダビGPがラストレースとなった。キャリア299戦目となったこのレースでベッテルは、序盤にアルピーヌのオコン、そしてフェルナンド・アロンソとポジションを争い、最終的に10位でフィニッシュし、ラストレースでポイントを獲得した。
オコンは、レース序盤14周目に最初のピットストップに入るまで、ベッテルを背後に従え、そして彼からのプレッシャーをはねのけ続けていた。この時、オコンは「ちょっとストレスだった」としているが、バトル相手がラストレースということもあり、多少気を遣っていた部分があったようだ。
「彼にとってラストレースだし、接触はしたくなかったんだよ!」と、オコンは言う。
「でもそうだね、良いバトルだったよ。セブと、いつものようにフェアな戦いができた。楽しいバトルだったね」
なおアロンソはレース前、ベッテルのラストレースを隣合うグリッドからスタートしたが、アクシデントがないように“配慮”するだろうと語っていた。
一方でオコンはその1列前からのスタートだったが、意識的にベッテルとのバトルから距離を置くのではなく、「その時しなければならなかったこと」として、ベッテルを抑え続けることを選んだと後に語った。
結果的に7位でレースを終えたオコンは、レース後半に6位のランド・ノリス(マクラーレン)へ接近し、1秒差でのフィニッシュだった。彼は、後1周あれば6位も十分に射程圏内だったとも考えている。
「全体的にかなり接近したレースだった。それ自体は問題じゃないんだけどね」
オコンはそうレースを振り返った。
「僕らが目標としていたものは全て達成することができた。コンストラクターズランキングでは4位となったし、神に感謝だよ! 今週末はストレスと集中のし過ぎで、2.5キロは体重が落ちてしまったんだ」
「ポイントの面でも、自己ベストのF1シーズンにできた。だから凄く満足しているんだ。チーム全体がマシン開発で良い仕事をしてきてくれたよ」
「来年は、もっと差を縮められるといいね」
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