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厳しいシーズン過ごしたオコン、2位獲得に感無量「ハードワークが報われて本当に嬉しい」

ルノーのエステバン・オコンはF1サクヒールGPで2位表彰台を獲得したことで、自身のF1復帰に疑いの目を向けていた人々が間違っていたと証明できることを願っている。

Esteban Ocon, Renault F1, 2nd position, celebrates with his team in Parc Ferme

Esteban Ocon, Renault F1, 2nd position, celebrates with his team in Parc Ferme

Steven Tee / Motorsport Images

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたF1第16戦サクヒールGPは荒れた展開のレースとなったが、その中でルノーのエステバン・オコンは1ストップ戦略を上手く機能させ、2位表彰台を獲得した。

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 2019年を1年間メルセデスのリザーブドライバーとして“F1浪人”生活を過ごしたオコン。今季はルノーからF1に復帰したが、苦戦が続いておりシートを失うのではないかという憶測も流れる状態だった。そのため、彼は今回の好リザルトが自身にとって非常に重要なものだったと語った。

「言葉がない。フィニッシュラインで泣いたよ」と、オコンはレース後に語った。

「それほどの感情が、頭の中を駆け巡っていたんだ」

「今年は厳しいシーズンを過ごしてきた。常に結果を出していたわけではないけど、プッシュし続けることは決してやめなかったし、ハードに仕事に取り組み続けて、モチベーションを保っていた。それがとても重要だったんだ」

「信じてくれる人が少なくなっていくとき、重要なのは自分自身を信じることなんだ。そして今日、僕らはこの結果を掴んだ。ハードワークだったけど、それが報われたんだ。本当に嬉しく思っている」

 オコンは今季、チームメイトのダニエル・リカルドに挑むという厳しい課題に直面してきた。ただオコンは隠すこと無くチームメイトの存在が自身も盛り上げてくれたと語っている。

「ダニエルは素晴らしい基準だ」と、オコン。

「彼はルノー2年目でとても堅調なシーズンを送っていて、前進している」

「でも全体としては、同じように自分の進歩も力強いものだと感じている。それから彼とのギャップも埋めている。表彰台獲得はその仕上げだよ」

 そのリカルドと組むのも残るところ最終戦アブダビGPのみ。来季ルノーはリカルドの後任として2度のF1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソを迎える。そのためオコンはアロンソという新たな挑戦に直面することになるだろう。

 

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