一足早く今季終了のオコン、ハースF1からのアブダビテストの参加を”交換条件”に使われる
最終戦を前にアルピーヌを離れることになったエステバン・オコンは、シーズン終了後のアブダビタイヤテストにハースから参加することを交換条件に使われたようだ。
Esteban Ocon, Alpine F1 Team, on the grid
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
エステバン・オコンは、シーズン最終戦となるF1アブダビGPを前にアルピーヌを離れることになったが、来季の移籍先であるハースからアブダビで行なわれるテストに参加することを交換条件に使われたようだ。
アルピーヌは来季起用する予定だったジャック・ドゥーハンを前倒しでデビューさせることを決定。その結果、今季限りでチームを離れることが決まっていたオコンと、シーズン終了を前に袂を分かつことになった。
しかしこれはオコンにとっても晴天の霹靂だったようで、12月3日(火)に自身のSNSに投稿し、「こんな終わり方は望んでいなかった」と認め、アブダビGPで使う予定だった特別ヘルメットを公開した。
関係者の情報によると、オコンは先週末のカタールGPスタート数時間前に、アルピーヌのアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレのオフィスに呼び出されたという。そこで彼は、もしチームとの契約を早期終了することを受け入れなければ、アブダビGP後の火曜日に行なわれるテストにハースから参加できないことを知らされたという。
Flavio Briatore, Executive Advisor, Alpine F1, arrives at the track
Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images
ハースの小松礼雄代表は、オコンがテストに参加することでアルピーヌと合意に達したことを明らかにしていたが、正式なサインはこの時点まで得られていなかったようだ。
アルピーヌはオコンを動かすためのテコとして、テスト参加の可否を利用したようだ。アルピーヌは、オコンと契約上のつながりがあるメルセデスとの間に、アブダビテストという要素が含まれている可能性を否定しなかった。
メルセデスのトト・ウルフ代表も、カタールGP決勝の夜に次のように語っている。
「エステバン、そして我々とアルピーヌとの間にはドライバーサービスに関する契約関係があり、その契約は今年いっぱいで切れる。それが基本だ」
「そして今後のために、エステバンの準備が早くできて、我々にとってもより良い解決策があることに同意できるのであれば、そしてそれがアブダビで走るかどうかに左右されるのであれば、それは我々が話し合ったことだと思う」
もしオコンがアブダビGPに関するアルピーヌの”提案”を拒否していたら、テストへの参加は阻止されていたかと尋ねられたアルピーヌのオリバー・オークス代表は、次のように答えた。
「フラヴ(ブリアトーレ)トトはそのことについて話し合っていたんだろうね。私はレースで忙しかった。私が決めることではない」
ブリアトーレがウイリアムズのフランコ・コラピント獲得に興味を示しているという憶測もあったが、アブダビでドゥーハンを走らせることでアルピーヌはピエール・ガスリーと比較し、ドゥーハンのペースを早めに見極めることができる。
数週間前、アルピーヌは旧型マシンのテストをカタールで実施したが、そこにガスリーを呼び、ドゥーハンのベンチマークとしていたようだ。今回のアブダビGPは、実際のレース週末で、同様のテストを行なう絶好の機会となる。
なお、このテストでは平川亮もハースから参加予定。今秋に発表されたハースとTOYOTA GAZOO Racingの提携を象徴する起用となる。
アブダビテストでは各チームは2台のクルマを走らせることができ、その内の1台はF1参戦経験が2戦以下のルーキーに機会を与えなければならない。ハースの場合はこれが平川にあたり、オコンは来季に向けたタイヤテスト用のもう1台を走らせることになる。
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