F1復帰の2020年、その“進歩”には満足! エステバン・オコン、来季はアロンソと対決
ルノーのエステバン・オコンは、1年間の“浪人生活”からF1復帰を果たした2020年シーズンの進歩は非常に強力なものだったと感じているようだ。

2020年にルノーに加入し、F1復帰を果たしたエステバン・オコン。2018年限りでレーシングポイントでのシートを失うと、2019年シーズンは1年間メルセデスでリザーブドライバーを務める“浪人生活”となっていたが、なんとかレギュラーシートを手にすることができた。
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ダニエル・リカルドのチームメイトとして挑んだ2020年シーズンで、オコンは計62ポイントを獲得。第16戦サクヒールGPでは2位でフィニッシュし、キャリア初表彰台も獲得した。
1年ぶりのF1復帰を果たしたシーズンについてオコンは、当初はレースでのキレを取り戻すことに時間がかかったと認めている。しかしシーズン全体を振り返ると、最終的な進歩には満足できたと彼は語った。
「全体的として、進歩はとても力強いものだった」と、オコンは語る。
「ペースやパフォーマンスの面、そしてチームとの取り組み方や、2020年シーズンの終わり方ではとても満足している。その点では始まった時よりもとても強力になったよ」
「パフォーマンスが良くなり、クルマへの自信を得られたように感じている。そこはとても良かった。来年は、もっと細かい部分まで詰めて準備ができればと思う」
「今回(アブダビGP)の結果、コンストラクターズランキングで3位を逃したことは少し残念に思う。今年は完璧にはできなかったこともあったし、一方で多くのポジティブな点もあった」
「そういったポジティブな点を拾っていって、ネガティブな点は消していけば、僕らは来年にはもっと強いポジションにいられるはずだ」
ただオコンは、シーズンを通じてチームメイトのリカルドとの”対決”という面では苦戦してきた。予選でオコンは1度しかリカルドに勝つことができておらず、それも最終戦のアブダビGPでのことだった。
リカルドはオコンに大差をつける119ポイントを獲得。ドライバーズランキングでも5位と(オコンは12位)大きく差をつけた。
そのリカルドは2021年シーズンは、マクラーレンへ移籍。オコンは2度のF1王者であるフェルナンド・アロンソを新しいチームメイトに迎える……新たなチャレンジに直面することになるだろう。
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン オコン |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Luke Smith |